α6400 × 単焦点レンズ遍歴〜 値段の安さにつられ、気づけば沼にすっぽり落ちていた男のリアルな記録

単焦点レンズ5本まとめて撮影 レンズ

ども、MrBachLover(バッハラバー)です。
Sony α6400 を購入してキットレンズに大満足していました。でも、

カメラって、マニュアルフォーカスの単焦点レンズを使うことで
絞り、シャッタースピード、ISO値の関係を
肌感覚で覚えられるらしい

という話をYouTubeで知りました。そこで、
お手頃なマニュアルフォーカスの単焦点レンズを探し始めました

それから、あっという間に単焦点レンズに沼りまして、
今現在、Eマウントの単焦点レンズが3本、M42マウントが2本手元にありますねー
もちろん、M42->Eマウント変換も購入済みです

レモンちゃん
レモンちゃん

げ。レンズ5本も買っちゃったんだね。しかも、ほんの2カ月ほどの間に。

わたくし
わたくし

そうなんだよねー。でも、どれも安いレンズだから、5本で10万円いくか、いかないかってところだね。


最初の一歩:TTArtisan 25mm f2.0

最初に買った単焦点は、TTArtisan 25mm f2.0
APS-C の α6400 では、約37mm 相当になります

この画角はスナップ写真、旅先での撮影に最適とされており、
無難ということで、選びました

そして、キットレンズ(f3.5始まり)と比べ、とても明るいのも
気に入りました(f2)

f2は綺麗に背景のボケを作れます

TTArtisan 25mm f2.0 カラスうり

更に、値段が安いのも魅力的。

電子接点無しなので、少々不安ではありましたが、
勇気を出して購入しました

初めて使った時、「焦点合わせって、難しい」
って思ったんですが …
ピント拡大機能(後述)とピーキング機能(後述)で
ピント合わせがとても楽になりました

へー。これが本当のカメラの世界なんだな

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(コラム1)ピント拡大機能、ピーキング機能

α6400 には、マニュアルフォーカスを
支援する次の2つの機能があります

  • ピント拡大機能(MFアシスト)
    撮影したい領域を一時的に拡大表示し、
    細部のピントを厳密に確認できる機能
  • ピーキング機能
    ピントが合っている被写体の輪郭部分を
    任意の色(白、赤、黄など)で強調表示する機能

コスパ最強のレンズ:7Artisans 35mm f0.95

次に手を出したのが、7Artisans 35mm f0.95
このレンズ、ヤバいです

何がって、①f値0.95、②発色(とても雄弁)、③フレアが綺麗
なのです

なのに、価格がそれほど高くないんです

コスパ最強!?

f0.95 は、もう、ファインダーを覗いた瞬間、
その描く世界に圧倒され、引き込まれてしまいました

7Artisans 35mm f0.95 で撮影した夕暮れ時の街路樹(秋)

被写界深度はとても薄く、
ピントはカミソリのようにキレが良く、
それが、大きな味を生み出します

7Artisans 35mm f0.95 夕暮れ フレア

そして色合いが美しい

撮れば撮るほどアート作品が
量産されていくことに
衝撃を受けました

7Artisans 35mm f0.95 夜 赤い花 背景 とろけるボケ

もう、絵を描いてないのに
まるで自分がゴッホやセザンヌに
なった気分です

7Artisans 35mm f0.95 女郎蜘蛛
7Artisans 35mm f0.95 秋の枯れゆくツタ

写りが良いレンズはたくさんあります。
でも、撮る行為そのものを面白くするレンズは、そう多くありません。

このレンズで、
「もうズームには戻れないな」
と、突然、確信を持ち始めました

(コラム2)単焦点レンズ、おすすめの使い方

基本的にAモード(絞り優先)をおすすめします

レンズの絞りリングでf値を決めて、
ピントリングで焦点を合わせます

すると、(電子接点はありませんが)
撮像素子に届く光量をカメラが測光し、
シャッター速度(必要に応じてISO)を
自動で決定します


視界が変わる:TTArtisan 17mm f1.4 C

次は TTArtisan 17mm f1.4 C。
APS-C で約25mm 相当。ぐっと広角です

ここで変わったのは、「撮り方」

被写体を切り取るというより、
空間全体をどう構成するか を考えるようになりました

風景、室内、街スナップ
α6400 との相性も良く、「道具としての完成度」を感じます

この辺りから、
「単焦点は画角ごとに人格が違う」
という感覚が、はっきりしてきました

(コラム3) 写真って、こういうこと(行為)だったのか!?

単焦点レンズって、ズームできないけど、実は…
自分が動くとズームイン/ズームアウトが
自在にできます

構図を考える。距離を測る。
写真を撮る前に、ワンテンポの「思考」が入る。

この時点で
「あ、写真ってこういう行為だったのか」
と納得しちゃいました


禁断の扉:オールドレンズ(M42)

そして、ついにオールドレンズへ足を踏み入れてしまった…
Carl Zeissが、Super Takumarが、ヘリオスが、
ようこそ、大いなるオールドレンズの世界へ
と、声を合わせて語りかけてくるのです

Super-Multi-Coated Takumar 35mm F3.5

M42 → E マウント変換アダプターを購入し、まず、
α6400 でSMC Takumar 35mm f3.5 を使い始めました

SMC Takumar 35mm f3.5 セキセイインコ 藤色

派手さはありません
でも、色が静かで、階調が深い

PENTAX SPOTMATIC SP(フィルムカメラ)、
Kodak UltraMax 400 で撮影すると、

SMC Takumar 35mm f3.5 江ノ島神社

なんだか、とっても昭和を感じます
写真が主張しない
空気だけが、そっと写る

Zeiss Jena Pancolar 50mm f1.8

続いて、Carl Zeiss です(Jena Pancolar 50mm f1.8) です

こちらは一転して、立体感がすごい
そして、古いのに、なぜか新しい

Eeiss Jena Pancooor 50mm f1.8 で撮影した夕焼け

これがオールドレンズですか???

とっても写りが現代的

このあたりで完全に確信しました。

もう私は、レンズの「写り」ではなく、
レンズが生む「時間」を撮っている

オールドレンズ、それは、
レンズが製作された時代への
タイムトリップそのものです


まとめ:ズームでは辿り着けなかった場所

単焦点レンズは、不便です
オールドレンズは、さらに不便です

でも、その不便さの中に、
「写真を撮る理由(ワケ)」があります

α6400 は、とても優秀なフラット特性のカメラです
だからこそ、単焦点レンズとの相性が抜群にいい

もし今、
「よく写るけど、何か足りない」
と感じているなら。

一度、ズームという鎧を脱いでみてください
きっと、違う景色が見えます

(この話、まだ続きます)

ではでは〜

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