ショパンop.25-11『木枯らし』練習中。プロのピアニストって、なんであんなに弾けるのか、少し分かった気がする。

ピアノ

ども、MrBachLover(バッハ ラバー)です。皆様、今日も元気にピアノ弾いていますか。ていうか、元気じゃないとピアノ弾けないよね〜。わたくし、昨日ピアノレッスンでした。先生に音が似てきたという話をしたところ、先生も同意。『模範生として紹介したいぐらいです』って仰ってました。さて、今日はショパンエチュードop.25-11『木枯らし』を練習していて思ったことをちょっと綴ります。

レモンちゃん
レモンちゃん

ショパンエチュードop.25-11『木枯らし』はアマチュアのピアノ弾きが練習する曲じゃないと思うんだけど。たいてい聞けたものじゃない、とか、才能ない、とか先生に言われて挫折するとか、良いこと無いんじゃないかな。

わたくし
わたくし

レモンちゃん、それは先生の指導力と本人のやる気次第じゃないかな。プロのピアニストだって弾けない時期があって練習して弾けるようになったんだよ。だから、正しい道を通って、かつ、時間を掛けて努力すれば、きっとみんな弾けるはずだよ。

ショパン『木枯らし』を弾いていて気づいたこと

この曲は、わたくしに本当にたくさんの事を教えてくれます

  • 5-4,5-3,4-3の指の下降半音階
  • 5→1, 4→1の上昇跳躍
  • 1→5, 1→4の下降跳躍
  • 鍵盤を押し込まない奏法
  • プロとアマチュアの違い

5-4,5-3,4-3の指の下降半音階

木枯らしは右手の5-4とか、5-3とか、4-3とかで
半音進行を作っていきます

そして、残りの1,2で分散和音を弾きます

なので、この曲プロみたいに速く弾けるようになれば
この手の曲をマスターしたことになるのです

多分、リストの超絶技巧にも似たテーマの難曲が
あったと思いjます

と、さらりと書いてますが、弾きこなすには
正しい方向に向かった、たくさんの努力が必要ですねー

5→1, 4→1の上昇跳躍

次のテクニックは、5→1の上昇形の跳躍パターンです
これは、ほぼ、マスター出来たと思います
結局のところ、1をさっと目的の鍵盤に
持っていくだけなので、割と習得し易いように思います

1→5,1→4の下降跳躍

わたくし的には、この下降音形がとっても難しい。

schoolの先生も、「下降跳躍は苦労した」
と仰ってました

注意深く楽譜を見ると、黒鍵で1を弾いて、
その下の音の白鍵を5で弾くパターンとか、

1で白鍵を弾いて、2つ白鍵を飛ばして
3つ目の白鍵を4でとるパターンとか、
もう、いろんなパターンが織り込まれてて、

ホント、この練習曲は良く出来ています

つまり、めっちゃ努力してそれぞれの
パターンを克服する必要があります

鍵盤を押し込まない奏法

ショパン、ツェルニー、リスト、バッハ、どの
作曲家の曲も、速弾きのベースとなるのが、
鍵盤を押し込まない、打鍵と同時に離鍵する奏法です

そして、スタッカートで演奏して
ペダルでレガートするのです

プロのピアニストは全員マスターしている
テクニックです

アマチュアのピアノ弾きがテンポアップ
出来ない理由は、この奏法をマスターしていないから。

プロとアマチュアの違い

前述の『スタッカートでレガート』の奏法は
プロとアマチュアのテクニックの違いのほんの1例です

プロは、然るべき先生に一子相伝の北斗神拳の奥義
みたいな技を教わっているのです。

だから、最小の努力で最大の効果が得られて、
すくすくと成長してプロになるのです

わたくしたちアマチュアのピアノ弾きは、
一番成長する幼少期からゴールデンエイジの
時期に、そのような技の指導を受けていないのです

わたくしなど、そもそも、中1から独学だし。

それで、結果、何が起こるか。

簡単なことです。練習時間の密度に
雲泥の差が出てくるのです

プロのピアノ弾きは、2時間ほど、ショパンエチュード
などの音数が多くて様々なテクニックが詰まった、
芸術性も高い練習曲を弾いてテクニックを磨きます

アマチュアのピアノ弾きは、わたくしのように
2時間掛けて、たらたらと譜読みしたり
する訳で、練習時間の密度の差は明白。

サラリーマンこそ、ショパンエチュードを!

以上述べてきたように、プロの使う2時間と
アマチュアの使う2時間には雲泥の差がある。

でも、アマチュアもプロ並みのテクニックさえ
会得すれば、プロ並みの演奏ができるようになります

そして、プロ並みに練習密度・効率も向上します

本気でピアノを弾きたい、うまくなりたい。
そう思う人にこそ、わたくしは
ショパンエチュードをお勧めします

ではでは〜

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