ども、MrBachLover(バッハラバー)です。
最近、フィルムカメラを使い始めました。
そんな中で、
「シネマフィルムで夜景を撮ると、一味違うらしい」
と知り、試してみたのですが──
正直に言います。
こんなに楽しいフィルム、久しぶりです。

シネマフィルムって、映画撮影用なんでしょ?
普通のカメラで撮るとどうなるの???

一般的には、ネオンが綺麗に撮れるって聞くねぇ。
撮ってみると・・・
夕焼けは信じられないほど黄色く、
街は静かに、しかし大胆に青へ転ぶ。
この「転び方」、クセになっちゃったヨ。
シネマフィルムとは?|一般的なカラーネガとの違い
シネマフィルムは、もともと映画撮影用に設計されたフィルムです
一般的なスチル用カラーネガと比べると、
- タングステン光(電球・街灯)基準
- ハイライトが粘る
- 色の転び方が大胆
- シャドウが簡単に潰れない
という特徴があります。
シネマフィルムの方向性
今回使用しているシネマ系フィルムは、
ISO 800クラスの高感度タイプです
特に相性が良いのは、
夜・夕暮れ・室内光源といった、
光の色やコントラストがはっきり現れる時間帯。
逆に、明るい日中や均一な自然光では、
常に安定した結果を求める人には
扱いづらく感じる場面もあります。
ただしそれは欠点ではなく、
使う時間と光を選ぶことで、
独特の雰囲気を引き出せるフィルムだと感じています。
作例①|夕焼けと住宅街
黄色く燃える空、青に沈む街

このフィルムの真骨頂
- 夕焼けは異常なほど黄色く
- 建物や道路は一気に青へ
この色温度の分離が、ものすごく映画的です
肉眼では見えないはずの色が、
写真の中では確かに存在している
「ああ、これは現実じゃなくて“記憶”だな」
そう思わせてくれます。
一般のフィルムで撮影したのと一味も二味も違うんです!
作例②|ラーメン店
店内の明かりが主役になる

ラーメン店の店内光
これが本当に美しい
- 暖色はとろっと滲み
- 外の青と自然に分離
- 看板や蛍光灯が主役になる
普通のフィルムだと「ただの夜スナップ」ですが、
シネマフィルム(ISO 800クラス)だと一気に物語が始まる
作例③|パスタ店とパーキングライト
夜の光は、こんなにも色を持っている

夜のロードサイドに並ぶ人工光は、
思っている以上に、はっきりとした色を持っています
店舗の看板灯、室内照明、街灯
それぞれの光が混ざり合うことで、
現実の夜景は、肉眼で見る以上に複雑な表情を見せてくれます
このシーンは、
明るさよりも「光の質」が写りに影響する時間帯
こうした条件下では、
光源そのものの色やにじみが、写真の雰囲気を決定づけます
どんな人におすすめか?
正直、向いている(ハマる)人と、
向いていない(ハマらない)人がいると思います
ハマる人にはピタッとくるはずです
● 向いている人
- 夜スナップが好き
- 色が転ぶ写真が好き
- フィルムに「癖」を求める人
- シネマティック表現に痺れる人
● 向いていない人
- 正確な色再現を求める人
- 昼間メインで撮る人
- フィルムは万能であってほしい人
使用上の注意|昼間に撮ると「強烈な青被り」
使用にあたっての落とし穴と対処方法があります
これは必ず強調したいポイントです
● 昼間撮影の落とし穴
シネマフィルム(ISO 800クラス)を、
- 晴天の日中
- 白昼の住宅街
- 太陽光オンリーのシーン
で使うと……
はっきりと分かるレベルの青被りが出ます
これは失敗ではありません
設計通りです
● 対処法は?
- 日中は使わない
- 夕方〜夜専用と割り切る
- もしくは「青転びを楽しむ」
このフィルムは、
矯正して使うものではなく、受け入れて使うものです。
おわりに|「選ぶフィルムで、世界が変わる」
シネマフィルム(ISO 800クラス)は、
決して万人向けではありません。
でも──
ハマる人には、深く、静かに刺さるフィルム
です。
フィルムカメラ × シネマフィルム。
この組み合わせ、
しばらく抜け出せそうにありません
(おまけ)使用機材のご紹介
今回は、konika II B で撮影しましたが、
ややマニアックな機材なので、同じKonica の
レンジファインダー機をご紹介します
1968年発売、世界的にヒットしました
ジャーニーコニカ(旅行にピッタリのカメラ)
の愛称で親しまれたカメラです
これは、もう「庶民のライカ」です
ではでは〜

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