お元気ですか、MrBachLoverです。ピアノ弾きのみなさま、レッスンではどんな曲を習っていますか。わたくしは11月末に日本バッハコンクール地方大会に出場予定なので、早速、演奏予定曲の1つであるバッハ シンフォニア第9番のレッスンをしてもらいました。今回はこのレッスンの内容を綴っていきます
もうバッハのシンフォニア第9番は3人の先生にみてもらったから、流石にあまり見てもらうところがないんじゃないの???
それが、そうでもないんだよね〜。いろいろと発見があってとってもためになるレッスンだったよ。
レッスン前の自宅練習
今週は木曜日から4連休(金曜は有給休暇)なので、毎日2万歩歩いています。また、週末の「鬼滅の刃」の映画テレビ初公開に向けて、amazonプライムで鬼滅の刃シーズン1の第1話kから第26話まで、一気観中です
それでも一応、先週木曜からピアノを毎日2時間ほど弾いていたのですが、
レッスン当日は、朝から鬼滅の刃を8話ほど見ちゃって、散歩も1万歩あるいたで、すっかりピアノ練習時間が減っちゃって…(汗)
でも、30分だけシンフォニア第9番を練習しました〜
レッスン開始!
今日も大屋根全開にしてもらってレッスンを受けました。大屋根全開すると音の変化をとてもよく聞き分けられるのでグーです
頂いたアドバイスは以下の通りです
- ラメントバス、および、同じ音形がアルト、ソプラノに出てきたときの弾き方
- F-As-G(および、(休符)G-B-A)の音形の歌い方
- アルトの音音量
- 長い息のクレシェンド、デクレシェンドについて
- エンディングに向けた持って行き方
- オルガンの場合、どこで雰囲気をガラリと変えるのか
- シフトペダル(ソフトペダル)をどこで使うのか
- この曲に合った美しいピアノの音を出すタッチの研究
レッスンを受けた感想
今までの弾き方は、ちょっと素人っぽさがあるなーって思いました
わたくしがわたくしの演奏に関して素人っぽいと感じたのは具体的には次の箇所です
- ラメントバスが滑らかに繋がらない
- フレーズの途中でスラーが切れる
- 音形の特徴を引き出す強弱が正しくない
- クレシェンド、デクレシェンドの付け方
- 最初部分の二声の弾き方
プロとアマチュアのピアノの違い
プロとアマチュアのピアノの違いとしては、
- プロはスラーが途中で途切れない
- プロは同じ音形に関して基本的に一貫した歌い方をする
- プロはフレーズ感が西洋音楽の歌い方をしている(英語、ドイツ語、フランス語的)
- プロは休符の使い方が絶妙
- プロは曲全体の流れを見事に作っている
- プロは(ポリフォニーの場合)各声部の引き分けができている
など、他にも一杯あると思います
ただ、シンフォニアにおいては、プロのレベルに達することは決してアマチュアでも不可能では無いと思うのです
その理由として、それぞれの声部はバイエルレベルのシンプルな音形だからです
シンフォニアを極めることで得られるもの
わたくしが思いますに、シンフォニアを極めると次の能力を得られると思います
- 各声部の弾き分け能力
- 繊細なタッチ
- 全体の構成力
- 左手と右手の指を使って違和感無く1つの声部(アルト)を弾く技術
- 和声に敏感な耳(脳の聴覚を司る部分の性能)
本当にバッハの練習って大事だよな〜って思います
シンフォニアでは得られないもの
一方で、シンフォニアでは次のものは得られないと思うのです
- 超絶技巧テクニック
- すごい速弾き
- ピアニスティックなフレーズの弾き方
- 腕やカラダを使った強いフォルテッシモ
この辺りはリスト、ショパン、ラフマニノフ、プロコフィエフなどの作品でなければ得られないものではないでしょうか。
速弾きに関しては、バッハのパルティータや平均律で会得できそうです
ただ、バッハの場合譜読みに多大な時間を要してしまうので平均律とかパルティータを弾き込むのはちょっと大変かも。(汗)
結び:常に1曲バッハの曲を弾くのが良い
バッハばかり弾いていても、ちょっと窮屈な気がしますし、バッハを全く弾かないというのも、音楽のエッセンスの習得という点においては遠回りしているような気がします。なので、バッハは常に1曲練習する曲として持っておくのがよいと思います
ではでは〜
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