お元気ですか、MrBachLoverです。今日はご近所(と言って3.6キロ離れている)のピアノ教室の体験レッスンに行ってきました。ブルグミュラー18の練習曲からジプシーと、ラフマニノフ前奏曲Op.23-5をみてもらいました。その様子をレポートします
あらら、とうとう新しい教室を探し始めたのね…
ピアノ教室は続けるけど、サロンのほうは楽器がね〜。ご近所の個人宅のピアノ教室はグランドピアノでレッスンしてもらえてお手頃な感じだよ。先生は口が「へ」の字でちょっと怖そうだけど、それもまたイイかもー。レモンちゃんにマゾか、って云われそうだけど…
体験レッスン1曲目:ジプシー
かるくピアノ歴をお伝えして、早速、体験レッスンスタートです
まずは、ブルグミュラー18の練習曲からジプシーをみてもらいました
一通り弾いた後、自分が弾きにくいところを2箇所お伝えすると、非常に的確なアドバイスを受けることができました。指導力はとってもありそうな感じです
さらに、楽譜の読み方とピアノ曲の弾き方、クラシックピアノがなぜに難しいのか、といったお話を頂きました
楽譜の読み方
楽譜はオーケストラを意識して読むこと
単音から重音に変わるところなど、フレーズが変わるところはオーケストラであれば楽器が変わるところなので、弾き方に工夫が必要
右手と左手は別々のことをしており、右手が長いスラーでも左手はいくつかのフレーズに分かれる場合もある
引きにくい箇所に関する指導
基本的に、まずレガートで練習すること
レガートからスタッカートに切り替わるのは大したことではない
弾きにくい(当てにくい)と言っている問題の音が飛ぶところは、実はフレーズが切り替わるところなのでそもそもが、そんなに焦ってインテンポにする必要がない
みたいな感じでした〜
体験レッスン:2曲目:ラフマニノフOp.23-5
続いて、ラフマニノフ前奏曲Op.23-5 を演奏しました
結構上手く弾けてるのに、先生、終盤は呆れ気味… この姿勢、正直いってビックリです
演奏終了後、ソステヌートペダル(以下、ソステヌートと記す)を使う弾き方についての意見交換がありました
先生)あら、真ん中のペダル(ソステヌート)を使うのですね。ソステヌートは誰に習ったのかしら?
わたくし)ソステヌートは誰にも習っていません。
完・全・独・学
です
いま習っているロシアピアニズムの先生もソステヌートペダルは使いません。でも、そのスタイルも良いですね〜って云われまして、使っています。
先生)プロは基本的にソステヌートは使わないのよ
わたくし)(そんなことは)知っています
先生)ソステヌートで音を伸ばすのではなく、プロは指で音を繋ぐのを基本とします
私)それも知っています。その上でソステヌートを使うと更に表現できることが増えるときにだけ使っています。決して指で伸ばす代わりに使うのではないのです。
(心の声)てか、それやったらダメでしょ
先生)楽器によってはソステヌートがついてないでしょぅ〜、どうするの?
わたくし)ソステヌートを使わない曲をレパートリーとして持っています。さらに本番の楽器がアップライトとグランド両方あるときはソステヌートを使うバージョンと使わないバージョンの2つを練習する場合もあります。つまり2倍とまでは行かないですが、結構たいへんです
先生)部屋では響くかもしれないけれど、ホールでは響きが悪くなりますよ
わたくし)ソステヌートはダンパー・ペダルの代用として使うのではないのです。ソステヌートを掛けた上で、ダンパー・ペダルを使って響きを作り出すのです。
ソステヌートはもう一つ腕があったらキーを押さえっぱなしにできるだろうというところに使っています。
むしろ逆です。ソステヌートでベース音を伸ばしつつ、上に重なるハーモニーをダンバの踏み変えで細かく切り替えることにより濁らないハーモニーをホールに鳴り響かせることができるのです
いま弾いたヤマハのグランドピアノはわたくし少々苦手でして、わたくしが持っているカワイグランドや今習ってるところのレッスン室のドイツ製のグランドと比べるとダンパーを深く踏まないとかからないので響きを作るのに少し失敗しました
先生)ソステヌートペダルを使うと楽譜に書かれていることを表現することの妨げになりますよ
わたくし)いいえ、むしろ逆です。この楽譜のここ、どうみてもベースはレガートで、合いの手の刻みはスタッカートでしょ。これ、ダンパーだけでは無理です。
ラフマニノフの楽譜には、
ここはソステヌートを使って声部を弾き分けるのですよ、とか、
ソステヌートで低音を伸ばしてその上のハーモニーは細かくダンパーを踏み変えて響きが濁らないようにするのですよとか、
色々と指示があるように読み取れるのです
(更に続けて、持論の展開)
わたくし)プロはお金をとって、会場のピアノで絶対に楽曲を上手く弾いて聴衆を感動させる必要がありますが、わたくしは会場を選びます。
それに今どき、発表会で使うピアノにソステヌート付いていないことはなんてないのです。
わたくしは、2本ペダルのグランドピアノやアップライトピアノでは基本的にソステヌートを使うラフマニノフのようなソステヌートを要求湯する複雑な楽曲は弾かないのです
万が一、本番のピアノが2本ペダルだったら、アマチュアピアニストとしてベストを尽くしてそれなりに弾けばいいのです。
アマチュアだからできるソステヌート ペダル フル活用のスタンスをとっているのです
ラフマニノフやショパンの楽曲にソステヌートを使うことによって更に豊かに表現できる箇所があり、楽器にソステヌートペダルが付いているのだから本来はソステヌートを使わないほうがおかしいのです
先生)わかりました。ソステヌートの指導はできないけれど、いいかしら
わたくし)先生に教わるのはソステヌートを使わない曲の予定なので全く問題ありません
(わたくしの心の声)アマチュアは時としてプロを超える演奏ができるとわたくしは本気で思っています
やべー、ほぼバトってるわ〜 笑
体験レッスン終了、チーン
この先生、正直なところ微妙ですね〜
なかなか押しが強いんですけど、めっちゃ頭固い人だと思いました。ピアノ演奏における定石は教えてもらえるとは思いますが… って感じです
12月に予約を入れましたが、キャンセルするかもしれません
そして、体験レッスン終了間際に先生が、ボソリ
先生)あの演奏は男性だからできるのですよ
女性のピアノの先生は手の大きさが足りないとか、骨格の問題でラフマニノフ前奏曲Op.23-5 は弾けない人が多いのです
以前に習ったことのある某音大の院生の女性のピアノの先生は手が小さくて、ぼそっと、この曲は弾けないんですよ、って仰ってました
某女性のユーチューバーピアノストの方も、レッスンで私が渾身のラフマニノフOp.3-2の演奏をしたときに、体重があると、とっても有利なんですよ! 本当はこういったピアノ曲は男性が弾くものなのです、
と少し羨ましげに仰ってました
女性の場合、体重を増すと別の問題が発生するご様子でした
これはピアノが上手だとか下手だとか以前に、手の大きさが足りなかったり、骨格の違いから深く下に沈み込む音を出すことが難しいという話です
手が小さくて体も小さい方がラフマニノフのような曲を練習すると怪我をすることになるので決してひいては行けないとホフマン先生が本の中でおっしゃっていました。世の中には他に素晴らしい曲が星の数ほどあるのでわざわざ怪我をするような曲に手を出してはいけないのだそうです
わたくしはピアニスト内田光子さまの奏でるモーツァルトが大好き♥
内田光子さまはきっとラフマニノフは演奏しないんだと思います
だから、ラフマニノフのような曲を教えてもらう場合、やはり男性の手の大きめで骨格のがっしりしている先生に就くのがきっと正解なんだろうなぁー
もう1つ、別の話として、この先生はわたくしに対してリスペクトの微塵もない感じでした
レッスンというものはベースのコミュニケーションをとることができて初めて成り立つものだと思います
なので、ベースのコミュニケーションが確立できないこの先生からは音楽を習えない気がしました
次回予告
次回はいよいよジプシーの2週間前の自撮り動画の撮影についてレポートします
ソステヌート使うところは全くないけど、いい演奏したいなぁ〜
頑張ります!
ではでは~
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