お元気ですか、MrBachLoverです。ピアノ弾きのみなさまはピアノのテクニックの向上を目指して日夜練習に励んでおられる方も多いかと存じます。わたくしもそんなピアノ上手になりたい病(?)の一人です
さて今回は新しい電子ピアノのDP603のインプレッションを交えつつ、どういうときにピアノのテクニックが向上するのかについて書いてみようと思います
え、そんなの決まってるよ。一杯練習したときでしょ。
はいその通り、と返事したいけど、いっぱい練習したら上手になるとは限らないよ。逆に下手っぴーになっちゃうことも。今日はその辺りを考察してみるよ。
新しい電子ピアノでツェルニーを練習したところ…
トコロテンが出てきた…ていうのは誤変換のはなし。
えー、本題ですがツェルニー30番がメッチャ下手ってことが露呈しました (笑)
どういうことかと云いますと、
新しい電子ピアノはタッチにとても素直に反応してくれます。なので、
隣の音とつながっちゃってる、とか、
粒が揃ってなくて、大きい音、小さい音がイビツに入っている、とか、
ダイナミクスがp(ピアノ)なのにmfにまってるとか、
ここレガートでしょ、っていうところが切れてたり、とか
…
マジで全然弾けてません (汗)
前の電子ピアノとの違い
前に使っていたローランドHP508は自分の演奏がメッチャ上手に聞こえたんですヨ
粒が揃っていなくても、リバーブでうまーく誤魔化してくれるし、
隣の音とつながってても聞き分けが難しいし、
ダイナミクスもp(ピアノ)の音量がいまいち下がりきらなかったり(これは気のせい???)
いわゆる、電子ピアノで弾くと実力以上に上手に聞こえるってヤツ。
本当に大事なのは何でしょう?
昨年末にヤマハの最新型のクラビノーバを試弾したときにも同じ印象を受けたました
電子ピアノのメーカーとしては、商品をたくさん売りたい!!!
ということは、お店に来て電子ピアノを試し弾きしてくれた人に良い印象を与えたい。ということは、「あれ、オレってピアノ弾くの上手じゃね?」って思ってもらうのは1つの戦略です
良いか悪いかは別のはなしとして、多分この戦略にハマる人が圧倒的多数かと思います
でも一方で、ん???、この電子ピアノで弾くと上手に聞こえすぎるんじゃね??? と思う人もいますね。
たとえば、音大生。
ローランドは後者の少数派に訴求することを選んだのだと思います。
(ヤマハのクラビノーバとローランドの電子ピアノのどちらが優れているのかを述べているのではありません。ただ単に、これは勝手なわたくしの推察ですしインプレッションです。)
ローランド電子ピアノDP603の特徴
ローランドDP603は、スタイリッシュなことが一番の売りかと思いますが、本当の価値は別のところにあると思います
まず音源ですが、1世代前のローランド最上位機クラスかつロングセラーのLX-17の音源を採用しており、当然のことながらメチャメチャ表現力が豊かです
次に、鍵盤の造りは相当良くなっています。前のHP508でプロコフィエフOp.75-6を弾くと鍵盤がカチン、と鳴ることがありました。要するに楽器の限界を越えた演奏に楽器がお困りにになっているということ。
細かいことを云うと、小型の電子ピアノとは思えないくらいにスピーカーの性能が良いですし、ヒズノイズ(信号とノイズの比率(S/N比))もかなり改善されていますし、倍音の成分も豊かになっています
楽器が上達するタイミング
みなさま、楽器が上達するタイミングをご存知でしょうか
それは、新しい楽器を買ったときなのです。それはなぜかと訪ねたら…
- 練習する意欲が高まっている
- 新しい楽器の音に耳が慣れていないのでいろんな気付きを得られる
- 楽器の性能が良くなってるので今まで気が付かなかったことに気がつく
- そもそも、音が良いので何時までも弾いていたくなる
- せっかく高いお金を払って買ったのだから元を取りたい(関西人的な発想※(笑))
とまあ、いっぱい良いことがありますよね
※…わたくしは関西出身です
結び
今日の朝練でもローランドDP603は大活躍。めっちゃ一杯気づきがありました
しばらくローランドの電子ピアノを使った練習で色々なテクニックの改善を図っていこうと思います
ではでは〜
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