ども、MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆様、運指(指使い)ってどうやって決めていますか。わたくしは、基本的に自分のポリシーを適用して決めています。特に、バッハに関しては。さて、今回は運指についてちょっと書いてみようと思います。
運指って、楽譜に書いてあるものが多いから考えなくて良いんじゃないの? ツェルニーの練習曲とかは、運指を変えちゃ駄目って聞いたこともあるよ。
レモンちゃんの言うことも分かるよ。でも、運指は音楽表現とすごく密接に関わってるから、こう表現したい、とか出てくると運指はこうでなきゃ、ってなるんだ。
MrBachLover的運指の決め方
今まで読んだピアノ本の中に沢山のノウハウが詰まってまっすので、
わたくしは、そのノウハウを自分なりに整理して、
次のポリシーで運指を決めています
- 同じ音形は同じ運指を採用する
- 黒鍵に1が来ることを恐れない
- 次の音の準備を考慮する(コントラバスの運指を参考にした)
- 指くぐりをなるべく減らす(自己流かも。。。)
- 1から5の指は均等に使う(特にバッハの曲)
- アクセントはなるべく強い指(1, 3)で弾く
- オクターブ奏法には1−3も使う(とどく人は有利)
- 同音連打は指を基本的に替える
- ペダルに頼らず指のレガートを基本とする
- 黒鍵と白鍵の切り替わりで指くぐりを入れる
このポリシーで決めますが、ツェルニーに関しては、
ポジションで演奏するべきなのでポリシー3番は
採用しないことが多くなってきました
ロマン派の曲においては、ペダルでレガートを作るので
ポリシー9を当てはめないケースもたくさんあります
ポリシー10に関しては、ハノンのスケールの運指は
実は最適では無いのです。本当に指の動きを最適化すると
黒鍵と白鍵の切り替えタイミングで指くぐりする運指が見えてきます
これ、ピアニスト ピター・コラッシオ さんが著書の中で語ってました
参考記事(わたくしのピアノ本紹介の記事)をいくつかご紹介します
先生の助言
いつも自分で運指決めてレッスンに持っていきます
そして、自己流で駄目なところとかないか心配なので
先生に『ここの運指、これで大丈夫でしょうか???』
と、何箇所も確認しますが、先生は基本、OK出してくれます
そう。先生は運指の達人なのです
だから、私の運指のポリシーとか、
もう何回も見てもらってて、バレバレ。
ただ、バッハ パルティータ2番の練習し始めのころに
運指見てもらったときは、
この曲は長く掛かりますね
って言われました
先生がMrBachLoverの運指を変えるとき
それでも、たまに先生に運指変更を
指導されることがあります
それは、
- 指を均等に使うより音楽表現を優先する場合
- (ツェルニー)暗譜に時間が掛かるマズイ運指
- (ツェルニー)ツェルニーが練習させたいと思った運指
2と3は考え方を理解できたので、今後は減っていくと思います
1は『うーん、なるほど。』と唸ってしまうケースばかり。
それと、私は結構ツェルニーの運指変えますし、
先生からもツェルニーの運指よりこのほうが良い、
とか提案を下さることもあります
所詮、ツェルニーの運指はツェルニーの時代までに
築かれてきたノウハウ止まりであって、
クラシックといえど、ピアノは進化してるし、
運指の研究も進んでいるのです
【まとめ】ベストな運指は人それぞれ違う
人それぞれ指の形とか大きさとか長さとか違っています。
指が長い人/短い人
指が太い人/細い人
手のひらの幅が広い人/狭い人
指ができてる人/できてない人
指が回る人/回らない人
訓練して指を均等に使えるようにしたい人/しようとしていない人
そして、曲によっても、
均等な指を作ろうとして書いた曲
指の特性を生かして演奏することを前提とした曲
なので、
弾いている曲
弾いている人の手の形
どういう手を作ろうとしているか
によって、運指は、もう、千差万別。
だから、私は先生に運指相談しますが
先生には決めてもらうことはないです
ではでは〜
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