お元気ですか、MrBachLoverです。ピアノ弾きのみなさま、モーツァルトはお好きですか。わたくしは中学生の頃に学校で流れてくるモーツァルトの音楽を聞いてとても好きになりました。今日は、今まで弾いたことのあるモーツァルトの曲について書いてみようかな〜
モーツァルトの曲はどの音もミスできないから演奏するのはとても難しいんじゃないの?
よく知ってるね。本当にミスできないから大変なんだよ
中学生時代に弾いたモーツァルト①ロンド ニ長調 K.485
モーツァルトはツェルニーと同じ古典に分類されますが、ツェルニーより100万倍(?)楽しそうって思いまして、中学の時に、ロンド ニ長調 K.485 にトライしました
ただひたすら、学校で流れてきた演奏そっくりになるように楽譜をよく見て強弱やスラーなどに注意して練習しました
ロンド ニ長調はどこを取ってもモーツァルトらしさが詰まっていて本当にすごくいい曲です。特に、前半部分にある曲想が変わる両手ユニゾンのdimのコード当りがとっても好きでした♥
中学生時代に弾いたモーツァルト②ソナタK.454(全楽章)
中学校の音楽室で誰かが弾いていたモーツァルトK.545。わたくしも弾きたくて弾きたくて、めっちゃ練習しましたが、1楽章のトリルが上手く弾けずに仕上がりませんでした
グスリ…
今思うと、アップライトピアノでトリル弾くのはかなり難しいんですね
それに、まだピアノ独学ではじめてほんの2年ほど。
そりゃぁ先生の指導も無ければ自分の経験も足りないわけで上手く弾けなくても仕方ないですね〜
おまけに、模範演奏として聞いていたのは内田光子さま♥のウルトラ高速の演奏。
でも、2楽章は本当に気持ちをメロディーに乗せて弾けるところまで辿り着けました。このとき思ったのは、プロみたいに上手に弾けなくても、アマチュアでも精一杯味のある演奏って、デキるんじゃないかな〜っていうこと。
そして、3楽章も、そこそこ弾けるようになりました。なんだかバッハみたい、ってちょっと思いました。でもバッハのインヴェンションとかよりは全然楽に弾けました
ソナチネアルバム大活躍!
ロンド ニ長調 K.485 もソナタK.545 も、どちらもソナチネアルバムに収録されてる曲です。ソナチネアルバムって本当にいい曲集ですよね
でも、ソナチネアルバムに収められてたクレメンティやクーラウの曲はモーツァルトの曲に比べてつまらなく感じて弾きませんでした
社会人になって、ソナタK.310 第一楽章を練習
社会人になって2年ほどして、母が天国に召されまして、その時に無心でモーツァルトK.310 第一楽章を弾きました
この曲、当時のわたくしの心にものすごく寄り添ってくれまして、しっかりと心の傷を癒やしてくれました
モーツァルトの短調の曲って、なんて儚く美しいのでしょう!
テクニック的には全然足りて無くて上手く弾けてなかったと思いますが、それはそれ。演奏会するわけじゃあないのですから、自分のために弾けばよいのです
40歳のときにK.310をピアノの先生に教わるも…
40歳のとき、ピアノの先生にK.310第1楽章を教わりました
全身全霊を傾けて必死で半年ほど練習しましたけど、マルはもらえず、お情けで上がりにしてもらいました〜
ガチでやるとこの曲は本当に難しかったです
48歳のときにK545(全楽章)再び弾いてみた
K.545 1楽章、ちゃんと弾くとかなり良いスケールの練習になりました
2楽章はカンタービレ奏法を学ぶのにもってこいの曲でした
3楽章は、天国の扉を叩く感じの曲で、頭の上で天使がくるくるするような、天上の音楽を味わえました
モーツアルトの曲、本当に素敵♥
52歳のときにロンド ニ長調 K.485で発表会 GO-,GO-!
52歳のときにロンド ニ長調 K.485 を発表会で演奏しました。このときは相当気合入れて練習しました。練習していると、中学生の頃にピアノを置いていた実家の部屋の壁紙の模様や、中学校のときの理科の先生や社会の先生の顔が浮かんでくるんデス!
音楽って、すごいですね〜
一生懸命練習したので、楽譜に先生がいっぱい可愛い花マルをつけて下さりました
ノーミスではありませんが、まーまーの演奏ができました!
当時の演奏を聞いて思い出したこと
モーツァルトのピアノ曲には音楽の本質がたくさん詰まっていますね
- 静と動
- 小音量と大音量
- スタッカートとスラー
- ルバートとリステッソ
- 緩みと緊張
- 横の流れ/アンサンブルと縦の刻み/トゥッティー
- 弦楽器パートと管楽器パート
- 伸ばす音と刻む音
- スケールと分散和音
- コンスタントな左手の伴奏のノリ
ロンド ニ長調、本当に魅力的な曲だな〜って改めて思いました
ではでは~