ダンパーペダルとは?使い方と踏み方――ピアノの“命”を操る技術

ダンパーペダル記事アイキャッチ画像 ピアノ

ども、MrBachLover(バッハラバー)です。
唐突ですが、ピアノを、ピアノたらしめているものは何だと思いますか?
私は、迷わずこう答えます

ダンパーペダルです

ダンパーペダルとは、
弦の振動を止める装置(ダンパー)を一斉に持ち上げ、
音を伸ばすためのペダルです

レモンちゃん
レモンちゃん

ダンパーペダルって、どのペダルだっけ???

わたくし
わたくし

ピアノの下に2本とか3本ついているペダルのの一番右がダンパーペダルだよ。ベタ踏みすると、周りの弦が共鳴して音がすごく伸びるし、ハーフとか、1/4 とか、理論的には無段階に効き方を変えられるよ。

他の鍵盤楽器との比較

鍵盤楽器なら、オルガンもある
構造が似た楽器としては、ハープもある

でも、
ダンパーペダルは、他の楽器には付いていない

この一点だけで、
ピアノは、まったく別の存在になるのだ

ダンパーペダルの効果|ハーフペダル

試しに、
ダンパーペダルを、ほんの少しだけ浮かせて弾いてみてほしい

べた踏みでもない
完全に離すわけでもない

すると、どうなるか

一気に、幻想の世界が広がる

ハーフペダルは、

  • 和音が変わる瞬間で浅く戻す
  • バス音だけ残す
  • 和声転換時に濁りを消す

といった効果が狙える

ヘンゼルとグレーテルの世界、
雲の上の天上の音楽の感じ

音が溶け合い、
境界が曖昧になり、
時間の流れが変わる

映画音楽で多用されるピアノ

映画”チェンソーマン レゼ編”では、
ピアノの音が何度も印象的に使われていた

あの幻想的な効果音

あれは、
ダンパーペダルの世界を、
アンプで100倍くらいに増幅した感覚に近い

ピアノが、
現実から一歩、向こう側に踏み出す瞬間だ

ダンパーペダルをベタ踏みしてみる

では、ダンパーペダルを
べた踏みしたら、どうなるか

これはもう、
広がる宇宙の音である

音が音を包み込み、
空間が無限に膨らむ

使いどころを間違えると、
すべてが濁る

そして、コンクールでどうしようもない点がつく(笑)

でも、ハマった瞬間、
他の楽器では絶対に出せない世界が立ち上がる

そして、コンクールでは加点される(笑)

※コンクールとペダルの話は後述する

ノンペダルの演奏=グレン・グールド

演奏を誤魔化すためにペダルをふんでしまうと・・・

  • 和声の濁りが起きる
  • 音価が曖昧になる
  • 指のレガートが育たない
  • フレーズの終わりがブレブレになる

この踏み方はとてもマズい

なら、いっそ、
ダンパーペダルをまったく踏まないで弾いたら、どうなるか

これはもう、
真っ裸で踊らされているようなものだ

美しい演奏は、
より美しく

そうでない演奏は……
まあ、これ以上は書かない方が無難だろう(笑)

グレン・グールドの演奏を聞いてみてほしい

コンクールで差が出るペダルテクニック

恐ろしいのは、
ダンパーペダルひとつで、

  • 金賞レベルの演奏が
  • 入選にも及ばない演奏に

一瞬で転落することだ。

コンクールで、
ダンパーペダルの踏み方をミスすれば、
採点表は、だいたい、悲惨なことになる

恐るべし、ダンパーペダル。(怖)

ピアノテクニックの大前提=指

もちろん、
ダンパーペダル以前に、
大前提がある

指だ

指ができていなければ、
ダンパーペダルうんぬんの前に
演奏が成立しないのだ

アンカーは、ペダル

小学校の運動会、
リレーで1着争い中、
アンカーにバトンが渡る・・・
アンカー転べば、終わる
アンカー突き抜ければ、一等賞!

ピアノも同じ

指でいくら演奏を決めても、
最後の最後で、
音楽をまとめ上げる“アンカー”は、
やはり、ダンパーペダルなのだ

技術が完成したあと、
最後に音楽性を拡張するのがペダルなのだ

そして、ペダルをミスるとすべてが終わる

危険
危険
危険(笑)

ダンパーペダルはどこで踏む?|答え)耳

ダンパーペダルは、
足で踏むものではない

耳で踏むものだ

これは、
ヨーゼフ・ホフマン が、
著書の中で述べていた言葉だ

足で操作するけれど、
判断しているのは、耳

だから、
ダンパーペダルは、
ピアノの心であり、
ピアノの命なのだと思う

I LOVE PIANO ♡♡♡

ではではー

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