ども。MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆様の中には中古グランドピアノの購入をご検討の方もいらっしゃるかと思います。今回(前編)は、ヤマハとカワイのざっくりした違い、およびヤマハGシリーズ、Cシリーズのお話です。(※ カワイのグランドピアノについては後編で書く予定です)
中古って、いろんな機種があるからどれが良いか悩んじゃうよね。
いやー、ほんと色々な機種があってどれにしようか悩んじゃう人も多いと思うよ。
ヤマハとカワイの設計思想の違い
そもそもですが、ヤマハとカワイは
設計思想が違うようです
ヤマハは全音域に渡ってフラットな
音になるように設計しているようです。
ピアノの曲って、ここからココまでテノールで、
ココからココまではアルトで、とか
区切られてないですよね。
なので、弾いていて途中で音色とか音の伸びとか
変わってくると、あれあれ???
ってなる訳です
でも、ヤマハのピアノはそれが感じられない。
カワイのピアノは音域毎に違いといいますか、
『個性」があるのです。
ピアノのフレームをよく見ると、
弦が4つのパートに分けて
張られているのが分かります
カワイは、この音域毎の個性が少しあります
先日のピアノサークルスタインウェイは
低音域で結構くっきりとした違いが
ありました
ベヒシュタインは逆に音域毎の違いを
売りにしていたりしますね〜。
ヤマハは癖がなくて弾きやすいピアノなのですが
その理由は、この音域毎の違いができるだけ
表れないように設計されているからだと思います
でも、歴史があって昔からピアノを作ってる老舗メーカーは
フォルテピアノの設計をルーツにもってるので
音域毎の違いがちゃんとあるのです
詳しくはコチラの記事で紹介した本を御覧ください
ヤマハの中古グランドピアノ
ヤマハの中古グランドピアノは
Gシリーズ
Cシリース
を良く見かけます
Gシリーズ
ベヒシュタインをお手本に作られたと言われています
木の温もりを感じる素朴な音のピアノだと思います
Cシリーズとの大きな違いは、
アリコート(高音をキラキラさせる機構)
がついていないことだと思います
それと、ペダルが2本か3本かの違いでしょうか。
Gシリーズは2本ペダルが多いと思います。
わたくしのようにソステヌート必須
という方には2本ペダルはNGですねー
将来的にドビュッシーとか
ラヴェルとか、ラフマニノフとか、
近現代曲も弾きたい方には
2本ペダルはお薦め出来ません
古典の曲やバッハを弾くなら、
良いかもしれません
それと、2型までは低音のボリュームが今ひとつです
なので、家庭で本格的なピアノ演奏を
楽しむならG3辺りが丁度良いと思います
Cシリーズ
スタインウェイをお手本に作られたと言われています
確かに、スタインウェイみたいなキラキラした高音、
伸びのあり、芯のある低音ですねー
ペダルも3本付いてます
個人的には、バッハがめちゃくちゃ合うピアノだと思います
近現代の曲も、ピタッときます
癖のないピアノなので、
音楽に集中出来ると思います
その反面、音域毎の個性を生かした
メロディーを引き立たせる演奏は
少し分が悪いかもしれません
後編
後編ではカワイの中古グランドピアノの種類と、
ヤマハ、カワイの鍵盤の重さの違いなどを
記事hしています。よろしければ。
ではでは〜
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