ども、MrBachLover(バッハ ラバー)です。ピアノを上達したい、と思っているピアノ弾きの方はたくさんいらっしゃるかと思います。上達するには練習曲を弾いて練習するのが良さそうですが、どの練習曲が良いのでしょうか。という訳で今回は練習曲について、ちょっと考えてみようと思います。
何言ってるんですか〜。ピアノ練習曲はツェルニーって決まってると思うんですけど。
うん。僕もそう思ってたけど、どうやらツェルニーって、デメリットもあるみたい。ショパンとか、ドビュッシーとか、いろんな作曲家が練習曲を書いているね。
何のために練習曲を弾いている???
練習曲について考える前に、そもそも、
練習曲に何を求めるか、ということを
考えておく必要があると思います
練習曲は、ピアノを上手に弾けるようになるために
取り組む課題ですよね
では、『ピアノを上手に弾ける』って???
『ピアノを上手に弾ける』とは
ピアノが上手に弾けると一言で言っても、
- 初見でどんな曲もスラスラ弾ける
- 四期の作品を弾く色々なテクニックを持っている
- 聞く人に大きな感銘を与える演奏ができる
- 超絶難しい曲が弾ける
- ポリフォニックな演奏で聴衆を魅了できる
- ベートーベンなら任せろ
など、いろいろありますね
目的別の練習曲選び
という訳で、目的別に考えてみましょう
古典作品を上手に弾きたいなら、ツェルニーの練習曲、
近現代を上手に弾きたいなら、ドビュッシーの練習曲、
バロック作品を上手に弾きたいなら、バッハ、
ロマン派の作品を上手に弾きたいなら、ショパン練習曲、
と、簡単に割り切れるか・・・というと、うーん、
なんか違うくねぇ・・・???
そもそも練習曲、弾かないとだめですか???
そもそも、練習曲って、弾かないと駄目ですかねぇ・・・
だって、ツェルニーとか、つまんないし、
ショパン練習曲、リスト練習曲は、難しすぎるし、
ドビュッシーの練習曲も、ぶっ飛んで難しそうだし、
バッハは敷居高すぎだし。。。
目的別に練習曲を選んでみる
練習曲を使わなくても目的は達成できるはずです
でも、練習曲を使うと、近道できるから
練習曲を弾くのかなー、なんて思います
私の場合、目的はいくつか(いくつも?)ある
わたくしの場合、目的は、
- ベートーヴェンのソナタが弾きたい
- バッハの作品を上手に弾きたい
- モーツァルトのソナタが弾きたい
- ショパンエチュードが弾きたい
- ラフマニノフの曲を弾きたい
- ラヴェルの作品を弾きたい
あれれ、、、目的がいぱーい。(笑)
ツェルニー練習曲を弾いた感想
今まで弾いたツェルニーは
- ツェルニー100番練習曲(中1(独学))
- ツェルニー30番(53歳〜56歳)
- ツェルニー40番(1−8番:40歳、9−15:56歳。途中で投げた)
ですね〜。100番と30番は頑張って最後までやりましたけど、
40番は途中で投げております WWWwww-
ベートーヴェンのソナタが弾きたくて、
前座(?)的な位置づけで、ツェルニー30番と
40番を弾こう、ということで練習してましたが、
デメリットもありますねー
デメリット:時間かかりすぎ
ツェルニー40番、時間掛かりすぎ。
ベートーヴェンのソナタのソの字も弾いてない。。。
デメリット:つまんない
なんか、弾いててワクワクしないっていうか、
いまいちつまんない曲、底の浅い曲ばっかり。。。
メリット
でも、ツェルニー30番(全曲)と40番(1〜15番)で
そこそこのスキルは身についた気がしています
指が回るようになったし、
1曲をきちんと止まらず綺麗に弾く練習になるし、
古典派の曲の典型的な音形はきちんと弾けるようになります
ツェルニーだけ、っていうのはどうかと思いますが、
ツェルニー30番は全曲頑張っても良いかな〜って思います
ショパン練習曲を弾いた感想
ショパン練習曲は
- op.10-12『革命』(高3、40歳、54歳の3回取り組んだ)
- op.25-5『Wrong Note』(55歳で取り組んだ)
- op.10-4(56歳で取り組んだ)
- op.25-11(絶賛ただいま取組中!)
ですね〜。結構弾いてますね。WWW-
これまで取り組んだ感想は
- メッチャ時間が掛かる
- 曲になってくるとメッチャカッコいい
- 指がメッチャ鍛えられる
って感じー
社会人になってからショパンエチュードに取り組むのは
無謀という話も聞きますが、
練習時間がとれるかどうか
ただこの一言だけを申し上げたいです
別に、ちゃんと先生に習って時間さえ無尽蔵に注ぎ込めば
必ず弾けるようになります。ただ、半端ない時間ですけど。。。
実はバッハも練習曲を書いている???
バッハの楽曲は、どの曲も練習になるのですが、
特にパルティータに関しては、『クラヴィーア練習曲集』
という題がついています
本当に練習曲なの???
という訳でググって調べてみたところ、どうやら、
いろんな楽曲の形式を学べるという意味での練習曲のようです
でも、実際に1曲弾いてみると本当に指の訓練になり、
メッチャやり甲斐がありましたー
基礎ができていれば、バッハがおすすめ
ピアノの基礎ができるまでは、
- ツェルニー100番、30番
- ブルグミュラー25の練習曲
- ハノン
辺りを使って、しっかりと指を訓練するのが良いと思います
これと並行で発表会用の作品や併用本の小品を弾いて
音楽性を養いましょう
次に、バッハ、インヴェンションとシンフォニアに進んで
ポリフォニーを学習するのが良いと思いますが、
ココは1つの大きな壁。特に、大人から始めた方は踏ん張りどころです
そして、ココまでくれば一通りの基礎が身につくと思います
その後は、ベートーヴェンのソナタ弾きたいなら
ツェルニー練習曲は置いておいて、
ベートーヴェンのソナタを弾けば良いと思います
シューベルト、メンデルスゾーンなども、基礎ができていれば
入れるんじゃないかな、と思います
ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフ、スクリャービン、
プロコフィエフ、弾きたいなら、好きな1曲真剣に
取り組めば良いと思います
わたくしは、ベートーヴェン ソナタ29番『ハンマークラヴィーア』
を選んじゃいました。いま練習してますけど、メッチャ楽しい ♥
ツェルニーの練習は、いったいなんだったんだーーーーー!
そして、上達したいなら必ずバッハを1曲は持つように
心掛けてみてください
きっと、バラ色のピアノライフを楽しめると思います ♥
わたくしはバッハのパルティータを1番から順に
やっていこうかなー、って思っています
ではでは〜
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