フジコ・ヘミングさんを偲んで。とっても人間味のある演奏、大好きでした ♥

ピアノ

ども、MrBachLover(バッハ ラバー)です。ピアノ弾きの皆様、今日も元気にピアノ弾いていますか。わたくしはこの4連休、毎日3から5時間はピアノ弾いています。4月22日、フジコ・ヘミングさんが92歳で亡くなられました。今日は、フジコ・ヘミングさんについてあれこれ綴っていきます。

レモンちゃん
レモンちゃん

フジコ・ヘミングさんって、どんな人だったの?

わたくし
わたくし

1音1音に魂を込めて演奏する魂のピアニストだよ。
人間味あふれる魅力的な演奏、大好きだったなー。

フジコ・ヘミングさんについて

1931年生まれ。父はスウェーデン人画家・建築家、
母は日本人ピアニスト。ドイツで生まれる

スウェーデンに在住していなかったため国籍を抹消され、
長らく無国籍状態が続いた。このことが後々まで災いとなる

幼少期、母からスパルタなピアノ教育を受ける。
10歳から藝大時代を含め長年ドイツ系ピアニストの
レオニード・クロイツァーの董卓を受ける

小学校3年のときNHKラジオに出演、天才少女と騒がれる
東京藝大在籍中、NHK毎日コンクール入選、翌年2位
プロ・オーケストラと多数共演。ピアニスト活動を始める

希望していた留学が実現。国立ドイツ音楽大学で学ぶ
無国籍難民だったため、貧困生活にあえぐ

やっと手に入れたプロ指揮者のソリストだったが、
すでに16歳の頃、中耳炎の悪化で右耳の聴力を失っていた上に
風邪をこじらせ左耳の聴力も失ってチャンスを逃す
(その後、聴力は少し回復した模様)

1995年、日本に帰国。演奏活動を始める。
1999年、NHKドキュメント番組「ETV特集」で人気に火が点く

2023年までピアニスト活動を行った

2024年4月22日、92歳で人生の膜を閉じる

フジコ・ヘミングさんの演奏について

フジコ・ヘミングさんは、
魂のピアニストと呼ばれており、
本当に、1音1音に魂が込められている気がする。

ラ・カンパネラの演奏で有名がが、

ラフマニノフ前奏曲 op.32−5、
シューマン トロイメライ、
ムソルグスキー 展覧会の絵、
リスト ため息、
ショパン エチュード op.25-11『木枯らし』、
ベートーヴェン テンペスト3楽章

などを動画で拝見。

実に素晴らしい
しかも81歳で弾いている!!!

素晴らしいピアニストとは???

ピアニストの世界は、
マウリツィオ・ポリーニさんが出てきてから、
何かが変わってしまった様なきがする

確かに、ポリーニさんの演奏は素晴らしい
ショパン 24の練習曲は、
当時のピアニストの1段上を行く演奏だったと思う

マウリツィオ・ポリーニの弾く
ベートーヴェン ソナタ29番『ハンマークラヴィーア』1楽章
これまた、凄まじいスピード感

そして、その先の進化系とも言えるブルース・リウさん

でも、このスピード感は何歳まで保てるのだろう
実際のところ、還暦を過ぎてからのマウリツィオ・ポリーニの演奏は
熟成するのではなく、衰退してはいないだろうか。。。

ただ、例外もある
マルタ・アルゲリッチさん
すごいピアニズムだ

コンクール審査員と一般人の評価の違い

コンクールでは、正確でスピード感のある演奏、
楽譜どおりの間違いのない演奏、
テクニック的に優れた演奏を高く評価する

一方、一般人は、そもそも、楽譜読めない
ただただ、聞こえてくるものがすべて

あまりに速い演奏は、耳が追いつかず、
ハラホレ・ヒレフレ、チンプンカンプン・・・

だが、81歳のフジコ・ヘミングさんの演奏はどうだろう。

落ち着いた、聞きやすいテンポ、
丁寧な音の出し方、美しい響き

ガツンと響くフォルテッシモ
美しい中にも心のあるピアニッシモ

そう。これぞ魂のピアニストなのだ

確信と進むべき道

フジコ・ヘミングさんの生涯と演奏について
綴ってみて、思うこと、それは、
ピアノの音って、ギフトなんだなー、ということ

フジコ・ヘミングさんは、海苔漁師さんの指をみて、
あなた、ピアニスト向きの良い手をしている、と言った

わたくしの指も、悪くないと思う。

フジコ・ヘミングさんの音に似ている、とも
コメントされたことがある

ははー。この路線だ(笑)

さてと、今日もいっぱいピアノ練習するよー

おまけ)お散歩中に見つけたきれいなお花

お散歩中、きれいなお花を見つけました

ではでは〜

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