お元気ですか、MrBachLoverです。ピアノ弾きのみなさん、譜読みは早いほうですか、それとも遅いほうでしょうか。わたくしはめっちゃ遅いです。譜読みのスピードアップに有効なのは初見だと思いまして、以前やってた初見をちょっと再開しました
初見のチカラがあると練習の効率が良いみたいだけど、きみはどうだい?
初見は大の苦手だよー。めっちゃ時間掛かるんだよね〜。初見ができる人がホントに羨ましいねー。
ピアニストの森本麻衣さんがYouTubeでドビュッシーの夢を初見で弾いてたのをみたけど、マジ、このひと神だと思ったよ!
レッスンで初見みてもらうなら楽譜「初見301」がテッパンです
ピアノの先生に習っている方の中で初見苦手です、っていう方にオススメなのがコチラの楽譜です。
めっちゃ易しい楽譜から始まります
初見ってどうやるのか、ですけど、まず、
- 調性(楽譜の最初に付いている♭や♯の数、バスの最初の音などで判断します)
- 拍子(これも楽譜の最初に記載されています)
- 主題(パターン認識力を鍛えることでパパッと見つけていきます)
- 構成(これも同様にパターンを見つけます)
といった観点で楽譜を見ていきます
初見301の楽譜を使って初見練習をやってみましょう
はい、30秒タイマーセット!
楽譜読む
チーン
さあ、弾いてください
という風に進めます
先生にお願いしてレッスンの最初の5分でこれをやってもらいましょう〜
こちらの楽譜は先生のレッスン室に置いておいてください。自宅では決して見てはいけません!
おうちではどの楽譜がよい???
レッスンの時だけじゃなくて毎日おうちで弾いてるときも初見の練習したいな〜
そんな方にはコチラの本をオススメします
ポイントは、「4期の」です
バロック、古典、ロマン、近現代
これが4期です
バロックはバッハとかテレマン、古典はモーツァルトやツェルニー、ロマンはチャイコフスキー、近現代はバルトークやショスタコーヴィッチなんかもでてきます
なんで4期で、かつ、学研なの???
楽譜って云ってもそれぞれの時代で和声とかメロディーとかリズムとか、さらに云うと同じ4分音符でも弾き方が違うとか色々あるわけですよ
で、4期まんべんなくやらないと音楽表現の幅が狭くなるのです
そして、初見に限らず選曲についても、わたくしは
ツェルニー・ブルグミュラー → ソナチネ/インヴェンションん
→ ソナタ/シンフォニア → 平均律/ラヴェル
みたいな順番は付けないほうが良いと思います
確かにバロックを理解しないとベートーヴェンやプロコフィエス、ラフマニノフは理解出来ないとは思うんですけど…
この順番にしっかり理解してから次の段階へ、となると毎日2時間練習しても普通にラフマニノフにたどり着くのに20年近く掛かると思います
大人は弾ける曲の割には弾きたい曲のレベルが高いわけですけど、
この順番でやったらツェルニー終わらせるだけで何年も掛かりますので大好きなラフマニノフとかマジで一生たどり着けないですよ
しかも、ツェルニーとかソナチネとか、あんまり面白くない
面白くない曲に取り組むとどうなるか、
練習しなくなります
結局ピアノ辞めちゃうんですよ
4期をまんべんなくやると総合的に音楽を学べるので音楽性をスピーディーに高められると思いますし、テクニック的にもいろんな音形への対応力が総合的に付いて相乗効果が生まれると思うんです
PTNAも4期をまんべんなく弾くことを推奨していますね
きっと、この曲集は4期をまんべんなく弾くことの効果を狙って出版したのだと思います
でも〜、出版社が学研だよ、これってどうよ???
ておっしゃる方もいるかと思いますけど、
学研と云えば教育のプロ集団です
学校教育に音楽があることでも分かりますが音楽は教育の1つの柱です
ということは学研の取り扱う1つの事業領域でもあると思います
わたくしは一通り初見で弾いてみましたが普通によく出来てる楽譜です
4期のピアノ名曲集 第2 フル具ミュラー程度
昨日、2曲集の2冊めを買ってきました
1曲目をなんとなーく初見でとろとろと弾いてみましたところ、
お、♭1個ですけどD音から始まるのでd-mol ですねー、へー、メロディーこれね、
などなど、色々勉強になりました
で、作曲者を見ると
コレルリ
とあります
この名前、聞き覚えがあります
ラフマニノフ コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 op.42
のコレルリですね
早速繋がりが見つかりました〜
ではでは~
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