お元気ですか、MrBachLoverです。ピアノ弾きの皆様、今日もピアノ演奏を楽しんでいますか。今日はピアノスクールのレッスンだったので、その内容のメモを記します。また、予選落ちしたコンクールの講評についても記します
おおー、講評もらったんんだね。ワクワク♥
いやいや、もうWebで結果出てるんだから別にワクワクしなくでいいんだよ。
レッスン前のピアノの練習
予選通過前提で選曲したラフマニノフの雛菊ですが、とても良い曲なので普通に練習しました。右手パートはかなり指に馴染んできた感じです。左手パートもだんだんと指に馴染みつつあります。ところどころ左右合わせたりすると、
おー、ロシアの夏に咲き誇る雛菊の連隊が風になびいている!
ツェルニー30番 練習曲24は、そこそこ形になってきましたので、只今、メトロノームでテンポアップ中です
ツェルニー30番練習曲25は、右手パートの構造がだいたい理解できてきましたので左手パートを一回練習しました。左手パートは、和音をシンプルなリズムで弾く感じなので、すぐにインテンポで弾けそうです
ブルグミュラー「泉」と「陽気な少女」もいつものように練習しました
レッスン開始:まずは講評受け取り
予選落ちしたコンクールの講評は先生がまず目を通して、それから生徒に配るルールなのだそうです。先生は予めコンクールの講評を読まれていました
講評は5通あり、1通だけ合格点をもらった先生がいました。その先生だけわたくしの演奏を芸術的に聴いて評価されていたようです
講評の残り4通は、機械的に間違った箇所や拍の詰まりなどを原点する採点だったようで、いずれも合格点以下で、
しかも、合格点をくれた先生の得点より3割近く低く付けている方には流石に、
ビックリ!
でした〜
合格点を頂いた審査員さんのコメントのみ♥
合格点を頂いた先生が、わたくしの演奏を高く評価した点は、
- 心を込めて演奏しているのが伝わってきた
- メンデルスゾーンの豊かな音楽性の表現も見られた
- 32分音符の爽やかな動きもとても良かった
頂いた課題としては、
やや、流れが止まって聞こえた所があり、そこが惜しかった
とのことです。「流れが止まって聞こえた」のは、わたくしが意図的に溜めを作ったからなのですが、ここをサラッと弾くと通ったんだヨ、って深読みしちゃいました。この先生はこのコンクールの予選でやっちゃ駄目なことをきっと判ってますね。
また、頂いたアドバイスは、
どの部分に山を創るかなど、長い呼吸を表現出来ると更に深みがでる
です。確かに、これは大事ですよね。素晴らしいアドバイスに感謝!
残りの4名の方は、いずれも、音楽を聴いていなかったことが判りました
ある意味、安心した???
スクールの先生曰く、
- ミスタッチとかテンポの詰まりに重く配点するような基準があるのかも(?)
- 日本の音大の延長線上なんだろうなぁー
- サラッとノーミスで弾く人が合格するようですね(音楽性と関係なく)
- コンクールを受けた別の生徒さん、とても音楽性があるのに落ちてましたけど、やはりミスが出ちゃったらしいです
- 1、2年空けてからこのコンクールを受けるのが良いか知れない
とのこと。
講評から見えてきた問題点
レコードが発明されるまでピアノのミスタッチはあまり大きな問題にならなかったのです
でも、レコードが発明され、人々はレコードから流れてくるノーミスの演奏を聴くのに慣れてしまったのです
更に、レコーディングでピアノ演奏を編集出来るようになって、プロの演奏家だってミスするのに、ミスのない所だけ上手くつなぎ合わせる技術が発達したことにより、聴衆は完璧な演奏ばかり聴くようになり、
その結果、ミスタッチに過剰に反応する風潮ができてきたのだと思います
そして、今回の審査員さん5名の内4名は、このミスタッチを許さない教育を音大で受けた方々なのだろうと思います
つまり「日本の音大の延長線上」で審査すると、わたくしの演奏は落とされるのですWWW
対策は???
対策はとても簡単です。
下手な鉄砲、数打ちゃ当たる!
なのです。つまり毎年愚直に受けて本番でたまたまノーミスで弾けた年だけ予選通過すれば良いのです
そして、コンクールの課題曲に関しては、
- 弾き込むこと
- ノーミスで弾けるようになること
- テンポ良く、サラッと上辺だけ弾ける様になること
を目指して、コンクールの曲のレッスン時間は最低限に絞るのが最適です。このコンクールの予選で高度な音楽性を表現することは全くもって無意味です(笑)。
そして、レッスンの時間を沢山コンクールの曲に費やすのも、とてももったいない。
だって、
他にラフマニノフとかスクリャービンとかレッスン受けたいし、
そのうち、バッハも、
ベートヴェンも、
リストだって、
いっぱい一杯先生に見てもらいたい!
来年からコンクール課題曲に関したは一通り仕上がれば、それ以上のレッスンは止めてもらうように先生にお願いしようと思います
人生においてとても大事なことはチカラ配分やバランス感覚なのです
このコンクール、受ける価値あるのか…
モーツァルトピアノ王とかで、コンピュータがミスタッチの数を数えてますけど、あれと同じ。
コンクール予選では、ピアノの森の雨宮修平くんのようなピアノ演奏が基本な訳ですよね。
でも、コンクールの本選では、とても高い音楽性を要求して、毎回、雨宮修平タイプはせいぜい銀賞止まり。なるほど〜。訳のわからないコンクールだと言うことが判ってきました
音楽がスポーツ化していますよね。
このコンクール受ける価値あるのか…
てか、これって、もはやピアノ弾きを音楽嫌いにさせる立派な活動ですなぁ。ハッ、ハッ、ハッ。
こうして、みんなコンクールの予選に落ちて音楽が嫌いになっていくのね。
もちろん、わたくしはそんな風にはならないですよ〜ダ。
レッスン1曲目:ラフマニノフ「雛菊」
右手パートだけ見ていただいて、
- トリルの数とか、
- 運指とか、
- 内声を左手と右手のどっちで弾くか、
など、一通り決定しました
それにしても、本当に爽やかな曲です。この曲を練習しているとコンクールの予選落ちなど全く気にならなくなります♥
レッスン2曲目:ツェルニー30番 練習曲24
残り3分ですけど、なーんと、この曲ならレッスンが成り立つんだな〜、コレが。
一通り弾いて、頂いたアドバイスは次の通りです
- よく弾けてます
- 左手メロディー、右手はエコーで行きましょう
- 終盤、左手伴奏は今の音量の3分の1に留めて右手のメロディーを出しましょう
- 同じく終盤ですが、クレシェンドも左手は殆ど音量上げずに右手で表現しましょう
結び
漫画「ピアノの森」って、ホントによく出来てるよな〜、って今更ながら実感しています
日本のコンクールの実態をシニカルに描いてるし、ショパンコンクールだって、裏でどうせMONEYが…、みたいなことは流石に描けなかったようですけど実力のある予選参加者を速い段階で落としてしまうところとか、色々お見事に描いてて、今更ながら関心しています
昨日は早く寝すぎて、今日は午前2時に目が覚めちゃったヨ。
今日もいっぱい一杯ピアノ弾くよ〜♥
ではでは〜
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