高いピアノと安いピアノ、なにが違う? [新品編]

ピアノ

ども。MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆様の中にはピアノの購入を検討中の方もいらっしゃるかと思います。そして、せっかく買うなら新品が良いなぁ、という方も多いと思います。同じ新品ピアノでも高いのと安いのがありますよね。この値段の違いって何処から来るのでしょうか。

レモンちゃん
レモンちゃん

そんなの簡単でしょ。大きいたお高くて小さいと安いよ

わたくし
わたくし

それはそうなんだけど、ラインナップでも値段が違うよね

アップライトピアノの場合(其の壱) サイズの違い

基本的に、高さが高い程お値段が高くなります

ただ、お値段が高いから良いピアノかというと、
アップライトの場合は微妙なのです

グランドピアノの高音部の響板は奥行きが短いですよね。
これ、なぜか分かります?

弦の振動を響板に伝えるコマの部分は
響板の真ん中にあるときに音が
最も良く響くのです。

そして、アップライトの場合、
背が低いピアノの方が高音が良く響くので、
高音と低音のバランスが良いのです

だから、ヨーロッパではアップライトピアノは
背が弾きピアノの方が好まれると聞きます

わたくしが学生の頃に使っていたU1は、
高音から低音までの音のバランスがとても良くて
大変素晴らしいピアノでした

アクションもとても良くできていました
ちなみに製造年は1970年辺りだと思います

アップライトピアノの場合(其の弐)産地の違い

ヤマハのアップライト bシリーズは
インドネシア製。

労働力が安く手に入るので製造コストも安くなる。

という訳でbシリーズはヤマハのアコースティック・ピアノ
の中で最安のシリーズとなります

海外製の安い目のピアノをもう1台。

WILH. STEINBERGはウィーンの会社が設計しており、製造は中国となっています

でも、カワイの同じ位の背の高さのピアノも値段はあまり変わらないですね。

こうして並べてみるとヤマハがダントツ安くて
お手頃感満載です

ヤマハのスッキリした音がお好きなかたにはb113がお薦め。
とにかく最安の新品! という方にもb113がお薦め。
カワイの暖かみのあるトーンが好きな方はK-200 。
重厚感のある音が好きな方は、WILH.STEINBERGですねー。

グランドピアノの場合(其の壱)カワイ

カワイのピアノの新品で一番安いんのはGL10 辺りでしょうか。
そして、1つ上のラインナップはGXシリーズ
その上はSKシリーズのようです

GL10とGXの違いは弦の長さだと思います
弦が長いと音が大きくなります
そして、低音のピッチが安定します

一方、GL10は4畳半のお部屋にピアノが
設置できるそうですので、コレは
大きなメリットとなる方も。

あと、GLシリーズはとてもしっかりと音が伸びる印象があります

カワイのワイ上位機種のSKシリーズは、
とにかく最高の@ピアノです。
弾けば分かります

とても反応の良い鍵盤、
とても説得力がありラフマニノフが似合う音色、
2021年のショパンコンクールで証明されたSKの実力。

コチラの記事も、よろしければ。

グランドピアノの場合(其の弐)ヤマハ

ヤマハの最も安いグランドピアノはGB1K で、
118万円(税込み)送料別。

設計はヤマハ、製造はインドネシアです

Cシリーズと何が違うかというと、

  • 産地(インドネシア)
  • 出荷前の音鳴らしナシ

の2点かなー。

設計はしっかりしているので、
ヤマハのグランドピアノが好きで、
かつ、予算が厳しいという方には
お薦め出来ます

その上の機種はC Traditional シリーズ。昔からあるCシリーズのようですね
その上のシリーズはCx シリーズ。調整を念入りに行ったシリーズらしいです

その上はC3x espressivo 。響板のランクが高いみたいです

TAKU音TVさんがespressivo購入しましたね ♥


その上はSシリーズ。スタインウェイを意識したモデルらしいです
その上の機種はCFとCFXです。コンサート用ですね♥

ヤマハはいろんなラインアップがありますが、
C Traditional、Cx、C3x espressiivo は、
どれもCシリーズの共通の音が鳴りますので
基本設計は共通と思われます

そして、1型、2型、3型 … と、長さが長くなるほど
番号がおおきくなります

家庭用、かつ、音大性向けの場合は3型が必要となります
理由は、低音から高音までのバランスが大変よく、
プロを目指す方も満足できるレベルだからです
(※ わたくしも、ヤマハの1型、2型は低音が物足りなく感じたりします)

グランドピアノの場合(其の参)海外メーカー

こちらについては、以前に記事を書いていますので
そちらの記事をご参照ください

スタインウェイの場合、値段の違いはピアノの長さの違いなのだそうです
大変分かり易い!

ベヒシュタインは、廉価版(産地がチェコ)などがあります

その他の海外メーカーも、産地、サイズで
価格が変わるのは国内メーカーと同じです

結び:自宅に置くなら普通のグランド・ピアノでOK

ヨーロッパのピアニストは
自宅のピアノがアップライト
なーんて人も沢山いるそうです

理由は、耳が疲れないからなのだとか。

自宅で動画撮影して配信する場合は別でしょうけれど、
お家のピアノはヤマハならC3、カワイならGX2があれば
音域毎のバランスの面でも、クォリティの面でも
全く問題ないと思います

最終的に、好みで決めることになると思います

やっぱSKだよなー、とか、
espressivo様いのち、とか、
惚れちゃったら、その機種に大手掛かる感じかなぁ。

ヤマハのピアノは音域全体に渡ってフラットな特性を目指した設計です
コレが好きな人はヤマハがよいと思います

逆に、音域毎の個性を楽しみたいなら、カワイのほうが良いとおもいます

予算が潤沢で、かつ、拘りを持たれる方は、

  • スタインウェイ
  • ベヒシュタイン
  • ベーゼンドルファー
  • ペトロフ

辺りを検討されるのが良いかもしれません

なお、ペトロフだけは国内メーカー並に安いピアノもあるみたいです

ピアノ選びに関しては、好きか嫌いか、
それがとても重要だと思います

お値段がそこまで高くなくても気に入っちゃえば
どうぞ、そのピアノにプロポーズしてください ♥

よろしければコチラの記事もどうぞ。

ではでは〜

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