宇宙戦艦ヤマトとK.KAWAI

ピアノ

お元気ですか、MrBachLoverです。わたくしの持っているグランドピアノの美しい音を聴いていると、ピアノ製造技師 河合小市(河合楽器製作所の創業者でもある)の職人魂のようなものが感じられてならないのです。今日は各種ピアノ製造メーカーに関するわたくしの印象などを記してみたいと思います

レモンちゃん
レモンちゃん

日本人ってすぐ海外のものを研究して自分たちで複製するすごい民族なんだよね〜

わたくし
わたくし

ポルトガル人から買った1丁の鉄砲を1年後に複製してたのをポルトガル人が見て舌を巻いたとか、江戸時代の武士の数はヨーロッパ全土の騎士の数を上回ってたとか、いやー、ほんと、日本人ってすごいよね〜。落ち目だとかなんだかんだ云っても日本は今もGDP世界第三位だし。

オールドベヒシュタインの特徴

まずは戦前のベヒシュタインのお話からです

ベヒシュタインは音の立ち上がりがとても鋭いことが特徴です。では、どうすればそのような楽器になるのかというと、弦の張力に秘密があると思うんです。コントラバスの音の立ち上がりはバイオリンやギターより鈍いんですが、これはコントラバスの張力が低いからだと思うんです

スタインウェイの特徴

次はスタインウェイのお話です

スタインウェイの特徴は、音が長く伸びて通りがよく、広がりがあることだと思います。これはきっと弦の張力を低めに抑えて良く伸びる音にしているのだと思います。

でも、ホロビッツが使っていたニューヨーク スタインウェイはちょっと違う気がします。音の立ち上がりが鋭く、どちらかと云うとベヒシュタインの延長っぽい気がします

ヨーロッパの人がニューヨークスタインウェイの音を聞いたとき、素直に「とてもキレイな音」だと思ったという話もどこかで聞いたことがあります

現代ピアノメーカーの向かっている先

現代のピアノメーカーの設計は、きっと弦の張力を低くしたスタインウェイ寄りなんだとおもいます。その音が確かに甘美です。間違いなく、イイ音です。わたくしも大好きです

でも、一方で本来のピアノらしさに関しては、…

K.KAWAI KG-2Gを弾いていて感じるもの

日本楽器製造(現在のヤマハ)のピアノ製造技師はベヒシュタイン工場で技術を習得したという話を聞いたことがあります

何でもすぐに真似して作って、更に自分のものにして発展させてしまえる日本人がベヒシュタインのピアノ製造の技術を手に入れてしまった

そこから生まれてきたのが、ピカイチのピアノメーカーたちです

ヤマハ、カワイ、大橋ピアノのDEAPASON、などなど、たくさんのピアノメーカーが生まれました

そして、その音はどのピアノもすごくイイんです

わたくしの持っているK.KAWAI KG-2Cもそんなオールドベヒシュタインの設計思想が受け継がれているのだと思います

こちらはKG-2Cで弾いた演奏をとっても良い音で撮れるマイクで収録した自撮り動画です

エコーなし、無加工なんですよ、なのにこの響きの豊かさ!

この楽器にピアノ製造技術者の河合古市の全てが注ぎ込まれている、そんな気がします

この楽器はある意味ではオールドベヒシュタインの流れを継いてできた1つの頂点なんだと思います

たとえ中古で60万円で買ったものであろうとも、良いものは良いのです

戦前の日本人のモノづくり力について思うこと

もし、あの大東亜戦争で日本が先に原爆を作っていたら、とか、爆撃機B29の限界高度より上空を飛行できるジェット戦闘機を日本が完成させていたら、とか…

そして、あの大東亜戦争で日本が作った戦艦大和も日本の製造技術を代表する1つなのだと思います

そして、戦後も遺憾なくこのモノづくり力が発揮されます

戦後、驚異的なスピードで復興した日本のエネルギーたるや、すごかったんだな〜っておもいます

1970年代の日本

KG-2Cの製造されていた1970年代、カワイのグランドピアノはアメリカで大ヒットしたのだとか

そりゃー、あれだけイイ音したら民族問わず誰たって欲しくなると思います

また、ヤマハのピアノもすごく売れまくったみたいですね

ヤマハのピアノはカワイとより響板を薄くして作って、ピアノがガンガン鳴るように設計されていたのだと聞いたことがあります

響板が薄い分、原価も下げられたのかもしれません

商売上手はやはりヤマハさんですね。でもわたくしはカワイの音が大好き♥

宇宙戦艦ヤマトと宮川 泰さん

更に、1970年代には宇宙戦艦ヤマトが制作されており、アニメーションの制作力でもピカイチの日本人の能力が遺憾なく発揮されています

これまた宇宙戦艦ヤマトもアメリカで大ヒットしたのだそうです

宇宙戦艦ヤマトのBGMを担当したのは宮川 泰 さんです。わたくしの大好きな作曲家の1人です。交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」というレコードがありまして、中学生のときによく聞いていました

今聞いてみると、ラヴェルやその師匠のサンサーンスの作曲技法、プロコフィエフ の作曲技法も登場して、ホント、すごい作曲家だと思います

宇宙戦艦ヤマトのBGMの芸術性の高さはきっとアメリカでアニメがヒットした要因の1つになってると思います

いまも時々、初代の宇宙戦艦ヤマトのアニメBFGMを聞きながらランニングしています

ではでは〜

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