お元気ですか、MrBachLoverです。ピアノ弾きのみなさま、今日も練習頑張っていますでしょうか。わたくしは今日も頑張ってピアノの朝練と夜練を行いました
夜練では念願の大屋根全開練習をしてみました。今回はそのインプレッションも書いていこうと思います
お、ようやく大屋根全開で本格練習できたんだね!
そだよー、きれいな音が楽しめたよ!
今日の朝練
今日からいつものパターンに戻してツェルニーとブルグミュラーも練習再開しました
今日の朝練メニューはこんな感じ。
- ツェルニー30番 練習曲18
- ブルグミュラー18の練習曲 第5番「泉」
- ラフマニノフ「音の絵」op.39-2
- ラフマニノフ前奏曲 op23-5
ツェルニー練習開始
そうそう、Czerunyはカタカナにするとチェルニーなのか、ツェルニーなのか、2通りありますね。ドイツ語の発音ではCZはツなので、ドイツ語の発音に近いツェルニーをわたくしは使っています
でもって、ツェルニーの練習曲は右手偏重の曲が比較的多いというのは皆様もご存知かと思います
でも、ツェルニー先生ほどのピアノ指導者が、本当に右手偏重の教育をしたのでしょうか???
ツェルニーの曲を左手偏重の練習曲にするアレンジをやってみよう!
わたくしの高校の時のピアノ友達のK君に教わったツェルニー練習曲の活用方法の1つに、左右逆転して音符を弾く、というのがあります
それをふと思い出しまして、今日は練習曲18の最初の繰り返し記号までを左右逆にして弾いてみました。そのまま弾くと左手は和音、右手は音階を基本としたメロディーなのですが、これを、
左手で右手パートのメロを2から3オクターブ下げて弾く
右手で左手パートの和音を3から3オクターブ上げて弾く
というふうにして弾く訳です
これ、メッチャ面白いです。そして、左手が超へたっぴー!(笑)
なので、当然のことながら間違わずに止まらずにちゃんと弾けるまで結構時間が掛かりました
さらに、その先も試してみました
ツェルニーの曲を活用して練習曲を作曲してみよう!
右手メロディーで、かつ、4と5の指でトリルを弾きながら1とか2とか3の指で鍵盤を押さえっぱなしにする箇所が出てきます
この課題を左手に持ってくるためには、単純に左手で弾くだけではトリルが1と2の指になってしまうので駄目ですよね。なので作曲しないといけません!(汗)
左手4と5のトリルを白鍵と黒鍵が来る位置にして、和声構成音を選んで3とか2とか1の指で持続音を弾きます
最後の盛り上がるところもメロを左手に置き換えました。本来は右手で弾いて、ぐっと盛り上がるクライマックスなのですが、左でて弾くととどんどん下の音域の鍵盤に食い込んでいきます。右手の合いの手の音をわざと装飾音域で弾いてみると、
あーら、マーラーの巨人の1楽章みたい!
とっても冷たーい雰囲気を醸し出せました
ツェルニーでここまで遊べるとは、なかなか楽しいです
ツェルニー先生の意図していた30番の使い方(独自の仮設)
以上のようなことは、さほど高度な音楽的知識がなくてもできますよね
で、ツェルニー先生は生徒に教えるとき、前述のようなことを宿題に出してたんじゃァないか、ってふと思ってしまいました
十分にありえる話ですよね。だって、曲をそのまんま生徒に弾かせたら絶対に右手だけ指がよく回るピアニストを量産してしまうことになるのですから。
ツェルニー先生が本当にそんな右手偏重ピアニスト量産の教育をしていたのか、わたくしはとっても疑問なのです
さらにツェルニー活用法を考える
他にもツェルニーの活用方法があります
それは、転調!
ハ長調の曲をト長調にしてみたり、ヘ長調にしてみたり、っていうのは大アリかも。
それを即興で生徒に弾かせるっていうのは、ツェルニー先生ならやりかねない!
でもって、わたくしにはハードルが高くてまだ手が出ない…
ツェルニーの曲に書かれたメトロノームの数字について
ツェルニー30番に書かれている指定テンポ、そのままの速度で弾くと曲の雰囲気ぶち壊しでかなり不自然だと思いませんか???
たしかにあのテンポで弾けるピアニストはいますけど、果たして、そのパフォーマンス、音楽的でしょうか???
どうやらツェルニーの時代にはメトロノームのチクタクの一往復を基準にテンポが記されている、という説があるようです。その話を聞いたとき、わたくしは、きっとそれが真実に違いないという確証を持ちました
そして、以前にコンクール入賞者を量産している先生に体験レッスンで指導を受けたときも、ツェルニーの指定テンポで弾けな〜い、って悩みを相談したら、あっさり、
弾けなくて良いんですヨ
て言われたことも思い出しました
人間、心の声を聞くことも大事です (笑)
ブルグミュラー18の練習曲 第5番「泉」
ブルグミュラー「泉」は暫く弾いていなかったのですが、久しぶりに弾いてみると左手の音の構造が分かってきました
小節の頭の1音は和音の根音(チェロ+ベース)
続く2つ目の音は合いの手(ビオラ)
3つ目と4つ目の音はメロディーに寄り添うオブリガード(第2バイオリン)
頭で分かったからといってそんなにすぐに美しく弾けるわけもなく、まだまだ練習をしないと駄目ですけど、完成形のイメージが掴めました!
ラフマニノフ「音の絵」op39-2
部分練習を入れながら通して1回弾きました
毎日朝練と夜練でこれヤルだけで、不思議とそこそこ上手になっていきます
ラフマニノフ前奏曲op23-5
忘れないように、今朝も1回弾きました
今日は、中間部の後半のとても複雑なポリフォニーの左手の音を楽譜を見ながら再確認しました
あっという間に朝練の1時間が終了。
チ〜ン
今日の夜練 〜大屋根フル・オープン!
今日の夜練は、大屋根をフルオープンしてラフマニノフ「音の絵」op39-2を部分練習しながら最初から最後まで2回ほどひきました
もう暗譜しちゃったので、大屋根フル・オープンに加えて譜面台も取っ払って弾いてみました
とっても音がクリアです
微妙なタッチのち外が良く聞き取れます
それに、意外とラフマニノフ「音の絵」op39-2がピアノの音とマッチしていることに気が付きました
大屋根フル・オープンすればカワイKG-2Cで弾くラフマニノフも悪くないな〜って思いました
さらにラフマニノフ前奏曲op23-5も軽めに1回通して弾いて、本日の夜練をおしまいにしました
あっという間の1時間でした
とか言いつつ、きっと寝る前にまた30分ぐらい電子ピアノでラフマニノフ2曲とも弾いちゃうんだよね〜(笑)
ではでは~
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