ども。MrBachLoverです。一定のテンポで弾くって、大事ですよね。わたくし、いつの間にか一定のテンポで弾けるようになってました。多分、長い時間を掛けて潜在意識の中で拍感が育ったのかもしれません。今日は拍感とリズム感について書いてみようと思います
ハーイ、質問しつもん。リズムと拍子は違うの???
「リズミカルな」というようにリズムはノリとか音を刻むセンス的なことに使うよね。
これに対して、一定の速さで弾くとか、ルバートやリタルダンドしても a tempo に戻る、とか、きちんと拍子を刻めるかどうかを拍感というみたいだね。
演奏が走っちゃう/遅くなっちゃう人は拍感が無い、って訳。
だから、リズム感以前に拍感が無いとまずいんだよ。
とあるモーツァルト曲のレッスンにて
某YouTuberピアニストさんに2019年1月に
モーツァルトK.V.485 ロンド ニ長調を
レッスンしてもらった時のこと、
とても拍感、リズム感がよい
とお褒めいただいたのです
わたくし、モーツァルトを杓子定規にテンポを揺らさずに弾くのは
ちょっと違うんじゃないかなって思っています
その根拠として、
- そもそもモーツァルトの根っこはチェンバロ奏者である
- チェンバロではテンポを揺らすことで音楽の表情を豊かにする
- モーツァルトは、左手の伴奏のテンポを一定に保ったまま
右手のメロディーで自在にルバートなど掛けていた
というふうなことが「楽譜を読むチカラ」という本に書かれていたから。
わたくしの モーツァルトK.V.485 ロンド ニ長調 の演奏はコチラ。
何箇所かトチってますけど、まーまー聞ける演奏かと。
モーツァルトの演奏に関しては、テンポを揺らすということの他、アーティキュレーションは命ですし、ダイナミクスとか、スケールの粒とか、陰と陽、光と影、オンとオフとか、色々意識しないといけないことがあるんですけど、その辺りは今回のテーマと別なので置いておきます
某YouTuberピアニストさん曰く、これ(=拍感・リズム感)って、
天性のものであって、どう頑張っても良くならない人も沢山いるのだけれど、
どうも、わたくしは拍感・リズム感が非常にグーらしいのです
メルマガへの返信メール(2019年1月)から抜粋
そのレッスン後の同ピアニストさんのメルマガに返信したメールより抜粋します
(2019年1月のメルマガへの返信より(ここから))
僕は高校の時ブラスバンド部で
パーカッションやっててドラムも
やってたのでリズム感は
あると思います。
でも、ピアノの先生に、その経験
生かしきれてないと言われて、
あ、ピアノではまた違ったスキルが
要るのだなと思いました。
(2019年1月のメルマガへの返信より(ここから))
拍感・リズム感ってどうやって育てる???
わたくしの場合ですけど、
先程のメール内容の通りで、高校3年間、
ブラスバンド部の部活でずーっとリズムを
刻み続けてましたーWWWww-
高校の文化祭ではバンド組んで
歌手「阿川泰子」さんの曲とかカバーして
ドラム担当で出演したり、
高校の音楽の先生が超ジャズ大好きで、
ブラスバンド部で「A烈車で行こう」とか、
「シング・シング・シング」とか、
ビックバンドの曲取り上げて、
はい。わたくしはビックバンドのドラマー!
文化祭で演奏したシング・シング・シングでは
FMラジオのジャズ番組のエアチェックで手に入れた
「シング・シング・シング」の演奏を聴いて
アートブレーキのドラムソロを完コピ。
おー、楽しかった ♥
でもね。
当時は拍感が足りて無くて、演奏が走っちゃって困った(汗)
つまり、高校生時代のわたくしは、
拍感はたいして良くはなかったんです
ビートルズの演奏も、ドラム担当のリンゴさんだっけ、
いくつか走ってる演奏聞いた気がします
いつ頃から拍感がよくなってきたか?
そうですねー、2016年(今から6年前)に
モーツァルトK.V.545 弾いてた時、
ある日突然、メロノームなして
テンポ一定で弾けるようになりました
ほんと、ある日突然って感じ。
どうやら潜在意識の中で
『拍感・リズム感の卵』が
孵化(フカ)した模様。
まとめ:卵は温めましょう
ワタシって、リズム感ないんだよねー、とか、
オレって、コンクールの講評でいつも拍感がない、
って書かれるんだよナー
とか、リズム感・拍感が無い、とお悩みの方へ。
諦めずに卵を温め続けてください。
その卵。きっと、いつの日か孵化(フカ)すると思います
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