コンクール予選通過までの道のりを振り返ってみた。

ピアノ

ども。MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆さまはコンクールに興味などお持ちですか。わたくしは4年ほど前からアマチュア向けのコンクールを受け始めました。今回は、わたくしがコンクールを受ける理由、どこに向かっているかなど綴ってみようと思います。

レモンちゃん
レモンちゃん

ピアノが楽しければ、コンクールとか受けなくても良いのでは?

わたくし
わたくし

それも1つの考え方だね。自分の中でピアノとの付き合い方がハッキリしていればコンクールを受けなくても問題ないと思うよ。

アマチュア向けコンクールの意義

ブルグミュラー コンクール、バッハコンクール、
エリーゼ音楽祭、などなど、
アマチュア向けのコンクールは色々あります

それらのコンクールの存在意義について
少し考えてみると、

  • 自分の実力を試す場
  • 立派な審査員の方にコメントをもらう場
  • 自分の演奏の自己評価と専門家の評価をマッチングする場

この辺りかと思います

発表会との違い

発表会とコンクールの違いは、

発表会では講評をもらえない
発表会では賞は出ない
発表会では予選がない!

辺りでしょうか。

発表愛では講評はもらえない

発表会で先生にもらえるコメントは、

とっても頑張りました、とか、
とっても良かった、とか、

いつも演奏を見てもらってるので
普通はそんなにたくさんのコメントは
貰えません

わたくし、今回の演奏はどこがどう良くて、
どこがどう良くなかったんだろう、とか、
いろいろ知りたくなっちゃったんです

発表会では賞は出ない

発表会は、文字通り発表する場。
発表順で成績(?)みたいなモノは
つく訳ですが、賞はでません

発表会で発表して、みんなに聴いてもらって
おしまいとなります

これはこれで、とっても意義がある。
けれど、わたくしは金賞とか欲しいと思っちゃったのです

発表会では予選はない

確かに発表会では予選は無いですが、
先生に「あなたはまだ発表会に出るのははやい」
とか、言われることはあります

40歳で初めてピアノを習ったとき、
てっきり発表会に出れるものと
思い込んでいましたが、

先生から「発表会はまだですねー」
の一言で片付けられましたー(笑)

今思うと、これはこれで、
1つの『愛情』だったのだと思います

だって、発表会に出て、
止まりまくって真っ青な顔した人を
今まで何人見たことか。。。

他にも色んなパターがあります

  • 同じところを10回ぐらい弾いてた人
  • 10小節ぐらいまでノーミス、その後ミスってまた頭から弾く人
  • 途中で音間違って、迷子になって3小節ぐらいすっ飛ばして弾いちゃう人
  • 手が震えて、音がビビっちゃう人
  • ガッチガチの音で弾いちゃう人

40歳の時に発表会で演奏していた場合、
多分これ全部やっちゃったと思います。。。

4年前の発表会

4年前、発表会でラフマニノフ op.3-2を弾いたんです。
練習ではかなり上手く弾けることもありました。

本番では1ページ目、少しぐずぐずしちゃったのと、
サビの部分で若干ミスタッチが出たのですが、
それ以外はかなり上手く弾けました。

その当時わたくしは電子ピアノしか持ってなかったのですが、
当時のsalonの先生に、MrBachLoverさんは電子ピアノなのに
指がしっかりしていて、他の生徒さんとは(ひと味)違うワ。

と、とても感動してくださりました

確かに頑張った。

でも、先生に褒められるだけで終わりたくない。

人間って、欲があるのですね。

もっと、もっと、もっと・・・

これがコンクールを受け始めた最も大きな理由です

欲望と希望は紙一重。
そして希望は失望を生む・・・

ものしり博士
ものしり博士

意味深だね。。。

PTNA ステップとの違い

自分の演奏について、もっと多角的なコメントが欲しい。
それもコンクールを受け始めた理由の1つ。

講評を貰うだけならPTNA ステップでも可能です

PTNA ステップでは賞がもらえないのかコンクールとの大きな違いですね。
ただ、ステップでも演奏の評価が4段階ぐらいあり、
多分Sが付くと賞レベルかと。

PTNAステップを受けて、良かったこと

PTNA ステップ にに出てよかったことは、

出場までにめっちゃ練習して仕上げた
自分で最高の出来だと思ったけど(講評で)その上の世界を見せてもらえた
とても褒めてもらえた
テクニカルな観点、音楽性の観点で沢山の学びが得られた
自分の良いところを見つけられた

などでしょうか。

PTNA ステップは学びが沢山得られる場なので、
これからも活用したいと思います

コンクールを受けて、良かったこと

コンクールを受けて、良かったなー、
ってこ思うことは、

いろんな会場のピアノで1発勝負する場数を踏めた
ホールの響に慣れることができた
講評を貰って色々気づきがあった

コンクールのマイナス面

講評に関して、基本的にPTNA ステップと同様に
建設的なアドバイスや意見をいただけるのですが、
コンクールに審査員によっては、手厳しいことも
書かれていることがあり、ちょっとムっとしたことはありますねー(笑)

所謂、『お金払って罰ゲーム受ける』って話です。WWWwwwー

それと、やっぱり予選落ちすると
がっくり来ちゃいますねー WWWwwwー
希望は失望を生むのです。。。(笑)

なお、PTNAはほぼマイナス面がないように思われます

コンクールを受けて、分かったこと

コンクールを受けて、次のことが分かりました

  • 人と競う必要はないこと
  • 初めてのピアノで一発で演奏を決めるコツ
  • まず、確実な演奏が出来なくてはいけない
  • その上で、音楽性がなければ最高位は獲れない

人と競うことなど、どうでも良い

コンクールは自分との戦い。

人は人。自分は自分。
他の人の演奏に惑わされず、
自分をしっかり持って演奏すること、
自分の演奏をすることが最重要項目です

そして、これが一番難しい。

初めてのピアノで一発で演奏を決めるコツ

これに関しては、発表会、PTNA ステップを含めて
いろんな会場のピアノで場数を踏む以外にないなー
って思います

もう既に、

発表会を年に2回
弾きあい会を年に5〜6回
チャレンジコンサートを年に2〜3回

弾いてる訳で、本当にいろんなピアノに出会ってきました

これからもきっと色んなピアノちゃんと
出会うことでしょう。
そして、経験値の向上が期待できます

確実な演奏は必要条件

止まるとか、論外で、
音を外すのもできればゼロにすべき。
ペダル踏み変えミスで音が濁るのもダメです。

テンポ感のある演奏は必須。

ダイナミクスはしっかり付ける必要があるし、
アーティキュレーションもしっかり守る必要がある。

こういったことができて初めて

『確実な演奏』

と言えるのだと思います

でも、これだけだと、何か足りない。。。

高いレベルの音楽性があるのか、無いのか

確かに、ミスが無い。
テンポも一定。
一応、ダイナミクスもついてる。
音の処理も悪くない。

でも、感動が無い。。。

毎年銀賞止まりの人を見たことはないですか???

はい、足りないのは演奏家としての音楽性です

これって、先生が教えようとしても
教えられないものらしいですねー

そして、金賞を獲る人は、
この『音楽性』が凄いのです

音楽的な演奏であれば、
粒が揃ってないのも『味』になるし、
一定に刻んでないのも、『個性』になる。

ていうか、上手い人は意図してそうしてる。

インスピレーションに満ちた演奏を目指したいものです

どこに向かうのか

わたくしが歩んでいるのは
『ピアノ道』という道。

その先には、高いレベルの芸術があり、
そこにたどり着くと、更に高いレベルが視界に入ってくる。

・・・

終わりのない旅なのだと思います

そして、現在位置は
『ブルグミュラー・コンクールの予選通過』
の地点です

先は果てしなく長い。そして、人生は限りなく短い。

ではでは〜





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