今一度、練習について考える。練習は楽しいものなのか?

ピアノ練習帳

ども。MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆様はピアノの練習を少なからずしているかと思います。さて、なんですかマンからの質問です。あなたにとって練習って何ですか? わたくしにとっての練習は、成長の糧です。そして、けっして練習を楽しいとは思っていません。

レモンちゃん
レモンちゃん

えーーーー。練習あんなに一杯やってるのに、楽しくないの???

わたくし
わたくし

あったりまえだオ。練習が楽しいっていう人は、きっと脳内にお花畑があるんだオ。練習は真剣勝負なんだオ。

練習は良い演奏をするためにするのもの

練習は、決して惰性で行ってはいけないと思うんです
練習は、1回1回が真剣勝負なんだと思うんです
練習は、目的を持って行ってこそ、価値があると思うのです
練習は、たくさんすれば良いというものでもないと思うのです

そして、練習はきっと良い演奏をするためにするものだと思います

では、良い演奏とは???

良い演奏ってなんだろう???

良い演奏は、聴衆にインスピレーションを与えるのです
良い演奏は、人の心に感動を与えるのです
良い演奏は、まるで映画を見ているような演奏です
良い演奏は、その人の温かみ、寂しさ、優しさ、冷たさ、… などがにじみ出るのです

では、そのための練習って???

練習には段階がある

とある曲を練習する場合、
まず、譜読みします

そして、どう表現するのかを設計していきます
そして、どう盛り上げて、どう収めるのか、考えます
そして、そのために最適な運指を決めていきます
そして、表現方法を固めます
そして、ミスが全く出なくなるまで、ひたすら繰り返して練習します

くれぐれも、イメージが固まらないうちに
繰り返し練習してはいけません

何を主張したいのかがさっぱり分からない
立派なゴミ演奏が出来上がるからです

練習は、美学の追求である

こう弾いたら良いのかな??
いや、ここはこんな音。

うーん、ちょっと違う。もっと明るく!
うーん、猫がシャーって言う感じがいいな

全てにおいてセンスが問われるのです

その演奏で聴いている人に何を伝えたい???

そのために、どう弾く???

先生のお人形の演奏が何か物足りないのは、
先生には本質が見えており、
生徒には、表面しか見えていないから。

練習は楽しいかい???

練習して、ぐったりになって、
翌朝起きて、また練習すると、

ん??? 昨日より視野が広がってる!
ん??? 昨日より気のせいか、速く弾けてるかも!
ん??? うまくできなかったトリルが、突然できた!

そういう瞬間が訪れることが時々あります

この瞬間だけ、練習は楽しいのです

決して練習している間、四六時中楽しいわけではないのです

練習は、全ての失敗を経験するためのもの

天才は、失敗する前に分かるんだと思います
秀才は、失敗から多くを学ぶんだと思います
バカは、失敗してもなにも学ばないんだと思います

わたくしは天才ではない
わたくしはバカでもない

練習して、一杯失敗して、一杯学ぶのが好きです

練習の目的は???

さっき、練習の目的は、良い演奏するためだ、
みたいなことを書きました

良い演奏をするには、たくさんのテクニックが必要です

そして、そのテクニックは、作曲家毎にけっこう違ってたりします

バッハには、バッハのタッチが必要。
ベートーヴェンにはベートーヴェンの歌い方がある。
ショパンには、ショパンのしなやかな手首や指・腕・カラダのしなりが必要。
・・・

だから、四期の作品をバランス良く練習していくのが良いのです

けして、発表会の1曲だけに集中しないようにしてください

確実に、バランスの悪い手が出来上がります

(おまけ)この記事のキッカケをもらった動画

ではでは〜

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