MrBachLoverの弾くバッハ:Invention No.9

自撮り動画

お元気ですか、MrBachLoverです。みなさんはバッハのインヴェンションはお好きでしょうか。レッスンで取り掛かったら全然丸(○)がもらえなくって、あー、嫌になっちゃったよ、なんていう方もおられるかも知れません。わたくしの場合は独学でこの曲を仕上げたので丸をもらう苦しみ(???)は味わっておりません

今日はわたくしが独学で弾いて自分で丸をつけたインヴェンション9番のご紹介です

レモンちゃん
レモンちゃん

独学なら先生に丸もらわない場合はどうやってOK出してるの???

わたくし
わたくし

独学で取り組むときは一定の基準を設けてクリア出来たらOK出してるよ

独学で丸をつける基準

わたくしの場合、次の基準を設けています。クリア出来たら最後に録音または録画して終わりにしていました

  • 音を間違わない
  • 演奏が途中で止まらない
  • 途中で弾き直さない
  • リズムが合っている
  • たくさんの思いが込められている

こんあ感じで基準を設けてOK(丸)を出していました

レモンちゃん
レモンちゃん

へー、それで上達するの???

わたくし
わたくし

上達はさておいて、記念に残るし味のある演奏だと思うんだよね〜

だから、

こ・れ・で・い・い・の・ダ

アーティキュレーション、音の強弱、タッチについて

独学ですから先生の具体的な指導はありませんけど模範演奏は世の中にいろんなプロの演奏するCDにというものが出ています

わたくしはバッハのインヴェンションとシンフォニアの模範演奏として、

  • シフ
  • グールド
  • ウェーバーシンケ
  • エッシェンバッハ

の4人のプロの演奏を聴き込んでました

曲によって、模範演奏者をチェンジします

インヴェンションの9番はやっぱりグールドだよな〜、とか、シンフォニアは難しいから4人の中で一番遅い演奏が良いな〜、とか、いろいろな基準で選んでいました

総じてテンポの速すぎる演奏は敬遠していましたヨ

だって、そもそも指が回りませんからね(笑)

で、トリルとか難しいパッセージが出てくると、ひたすらその前後だけ繰り返して聴いて覚えていました

J.S.バッハ: インヴェンションとシンフォニア / イギリス組曲第1番 [Blu-spec CD2][CD] / グレン・グールド(ピアノ)

だから強いて云うならこの4人のピアニストが独学時代のわたくしのバッハ インヴェンションとシンフォニアの先生ですねー

まあ何も具体的な弾き方は教えてくれませんでしたけど…

独学では自分の先生は自分なのダ

結局のところ、独学でピアノを学ぶときの先生というのは「自分」なのです

そして、こんな風に弾いたらこんな音が出る、とか、動やったらシフみたいな音になるのかなー、って考えて色々工夫するとか、グールドの味のあるトリルって、こんな感じだよな〜、って真似っこして練習してました

そして、だいたい弾けてきたら録音して、自分先生にチェックしてもらうのです

40歳のときに1年だけ習った最初のピアノの先生の教えはとっても役に立ちました。特に次のことは意識していたと思います

  • 【最重要項目】自分の音をよく聴く
  • フレーズの終わりを丁寧に弾く
  • バッハの表現はシンプルで、上昇=クレシェンド、下降=デクレシェンドでだいたいOKです
  • インヴェンションのタッチはマルカート気味にする
  • バッハは指で弾く
  • 3と4の独立を意識する

先生に習うのも良いのですが…

ピアノを習っていても結局のところ四六時中ピアノの先生が側にいて指導してもらえるわけではないのですから自分で考えて練習するのはとても大事なことだ思います

いろんなピアノ演奏に関する本に書いてあったことですけど結局のところ伸びる生徒は次のような生徒らしいです

  • 指導されたこと以上のことを次回のレッスンで持ってくる
  • 自分で考えて練習してくる
  • 云われていないこともできるようになる

わたくしはそこまでできる生徒ではないですけど自分で考えて自分が納得いくまで練習するというのはいつも心がけていますね〜

2012年11月のバッハ インヴェンション9番の録音

今聞くとダメダメな演奏ですけど、まあ9年と11ヵ月前の演奏ですからこの程度でしょう…

でも、味はあるよな〜、って思っています

スタジオについて

このとき使ったスタジオは、今使っているピアノスタジオのような素晴らしいスタジオではなくて隣の部屋の音が漏れてきて、ピアノのメンテナンスもいまいちでハンマーフェルトが全然磨かれて無くて溝が付いていて音がヘタレだったり…

というわけでスタジオのコンディションは良くなかったなーって思います

これなら自宅にピアノがある方が絶対にいいですよね〜

でも最近は低料金で良質なスタジオが出来てきて嬉しい限りです

インヴェンションについて

二声はアンサンブルの基本ですし、二音はハーモニーの基本です。そしてバッハの曲はカンタービレ奏法を学ぶのに欠かせないと思います

音楽表現の基礎は歌にあると思いますのでインヴェンションの演奏を通してピアノで歌うことを学ぶのはとても大事なステップだと思います

一方でインヴェンションは、

  • 出てくる音域が狭い
  • ピアニスティックなパッセージは無い
  • ハーモニーはバロックの時代のものに限定される

などの特徴がありますから並行で古典、ロマン派、近現代の曲に取り組むのが良いと思います

ではでは~

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