お元気ですか、MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆様、ラフマニノフはお好きですか。わたくしは、ラフマニノフを聴くのも弾くのも大好き♥。 という訳で、只今ラフマニノフop.38-3 雛菊 を絶賛練習中です
またー、難しそうな曲弾いてるじゃない。どーせ、ヘタっぴーな演奏なんでしょ。
そう。最初はヘタっぴーな演奏だよ。
だけど、
練習を積み重ねることによって、だんだんと上手になっていくんだよ。
弾けるかどうかではない。弾けるまで練習するのダ!
ラフマニノフの曲に取り組む時、いつも思うことがある
うーん、この曲、一生掛かっても弾けるようにならないんじゃぁ無いだろうか…
いつも、ラフマニノフの新しい曲を最初に譜読みする時、自分の才能の無さに打ち拉がれるのである
そのまま諦めようとする自分がいる
一方で、弾けるまで練習しようとする自分もいる
そして、後者の自分がいつも生き残るのダ
基本的に、指は届かないものである
いつも、ラフマニノフの新しい曲を譜読みするときに思うことがある
自分の指では、この音に後5ミリ足りない
あと1センチ足りない
でも、ペダルを使って、ときに、跳躍して、指も精一杯ペタンコに平たくして、辛うじて音を濁らさずにレガートで弾く方法を見つけられるのである
ラフマニノフの曲は、どの曲もよーく考えると運指が見えてくる
ピアニストが書いた曲だなぁー、っていつも思う
昨日と今日のピアノ練習
昨日は、ツェルニー30番練習曲27、ブルグミュラー18の練習曲 第7番「子守歌」を少し練習したけれども、その後、ラフマニノフop.38-3「雛菊」の両手合わせに入った
両手で弾くのは、とっても難しい。
右手3連符、左手4連符のパターンがいっぱい出てくるし、装飾音符、トリルもたくさん出てくる。
先週末の日曜日は、部分練習を入れて、途中で休憩も入れて、1日掛けて2回通せた感じ。
今週月曜日(祝日)は、1時間で1回通せるようになり、
これが、昨日は30分ぐらいで通せるようになってきた
そして、今日は、15分で1回弾ける様になった
どうやら、諦めなければ弾けるようになりそうな予感。
カラダのどこの部位でピアノを弾いているのだろうか…
「雛菊」を弾いている時、確かに指で音を鳴らしている
だから、ピアノを指で弾いているというのは正しいと思う
けれども、どうも、頭が司令を出しているようなので、脳がピアノを弾いているハズ。
なのだけれど、理論的なこと、物理的に弾く音の位置、など、意識してはいるけれども、
どうも歌が違うところから出てくる
どうやら、ピアノを「心」が弾いているようである
とっても素晴らしい演奏をたまたまできた時の事
4年程前のチャレンジコンサートのこと。わたくしがラフマニノフ「ヴォカリーズ」の伴奏をして、当時のサロンのピアノの先生が鍵ハモでメロディーを演奏してくれた。10名程度の人が聴いてくれた
あの時、ノーミスで上手くピアノ伴奏ができた
いわゆる、ゾーンに入っていたのだと思う
そして、その時のことを今でも覚えているけれど、その時も、
手でも、
脳もなく、
心が演奏していたように思う
「雛菊」両手弾きが止まらず弾けるようになってきて…
今日は、朝練でラフマニノフ「雛菊」を3回ぐらい弾いて、夜練で、4回ぐらい弾いて、最後は10分程度で1回通せるようになりました
部屋中、ロシアの夏の風景、ラフマニノフが見たであろう、ロシアの夏に咲き誇る、無数の雛菊の花、風に揺れる花がおぼろげだが、見え始めました
特に、大地から水を飲んで雛菊が芽吹いていく場面の響きが、たまらなく心地よいです
そして曲の最後の1小節も、
とても技巧的だけれども、これがまた、夢から覚めた感じを醸し出していて、
とーっても心地よいです
結び
ラフマニノフの曲は和音がとっても難しいのです
特に、op.30番台以降。
練習の最初のうちは全然理解できません。
けれど、一度飲み込めると、とても自然に心が歌い始めるのです
ラフマニノフの曲は、
蜜の味。
あまりの難しさに、時間を忘れて夢中になって練習しているうちに、最初の頃の演奏とは比べ物にならない、味わい深い演奏に仕上がっていくのです
これは、ラフマニノフの楽曲の持つ力だと思うんだ。
ではでは~
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