ども。MrBachLoverです。リーマンピアノ弾きの皆様は自分には才能がないから、とか思ったことありますか。わたくし、中1でピアノ独学し始めた頃、よく『自分には才能がない』と嘆いていました。でも、ピアノを弾いていて最近想うのは、ピアノの上達には才能とか関係ない。自分の頭で考えるチカラが大事ということ。
ピアノこそ才能がすべてでしょ???
MrBachLoverくんは才能あると思うヨ。
僕には才能は微塵もないよ。才能がないから一生懸命考える。努力ではないよ。『考える』んだよ。
中1でピアノを始めた頃の話
中1の4月にピアノを独学でスタートした。
1年間『エリーゼのために』のピアノピースの
楽譜通りに指を動かして、
頭の中で音楽を鳴らして、
その音楽に忠実に自分の演奏をシンクロさせた。
『エリーゼのために』が完成した。
とっても味わいがある。
でも、ちゃんと正確に指が音を刻めてなかったりして、
味はあっても上手ではなかった。
中3でモーツァルトK545 1楽章のトリルで挫折。
自分には、ピアノの才能が微塵もない。
そう思った。
高校3年間ピアノ独学を続けた結果
高校3年間、吹奏楽でパーカッションやって、
帰宅後はピアノ弾いてた。
ブルグミュラー25の練習曲、
ツェルニ−30番、
ショパン雨だれ、
バッハインヴェンション(1番から6番まで)
色々弾いた。
全部独学。先生に教えてもらってない。
ひたすら繰り返し練習した。
まずゆっくり弾いて、
だんだんメトロノームでテンポアップ。
大して自分の頭で考えず、
繰り返し練習ばかりしていた。
今想うと、単なるアホだよなー。
高校3年の時、ショパンの革命に手を出した。
アホの極み。
奇跡的に楽譜の通り弾けるようにはなった。
けろ、音楽的な事が色々できてなかったと思う。
40歳になりバッハインベンションとシンフォニアに取り組んだ結果
40歳になり、ピアノ教室に通い始めた。
1年掛けて、バッハインヴェンション1番から8番まで習った。
ツェルニー40番も、1番から8番まで1年でこなした。
ハノンも主要なものは消化した。もちろん音階は全部やった。
銀座の最大手のピアノ教室の先生の指導、とても素晴らしかった。
ピアノが上手になった。
先生にワガママ言ってバッハシンフォニア9番と
モーツァルト ソナタ K.310 第1楽章の指導を受けた。
さっぱり弾けなかった。
やっぱり自分にはピアノの才能がないと思った。
勤務地の都合でピアノ教室を去った。
モーツァルトK.545ひたすら繰り返し練習
あれは多分49歳。
ひたすらKV.545 の1〜3楽章を練習した。
2楽章が好きで好きで、いっぱい練習した。
1楽章も、流れるようになるまで練習した。
3楽章も、そこそこ聞けるテンポになるまで繰り返し練習した。
相変わらず、頭を使っていない。
最近想うこと。ピアノに才能は必要ない。考えるチカラは必要だ。
才能って何だ???
そんなものは存在しないのではないか???
大事なことは、
自分の中にピュアな音楽があること。
素晴らしいピアノの先生に習っていること。
自分の頭で考えて、できないをできるにすること。
多分、これだけの話だ。
ある程度の繰り返し練習は必要だが、
根性で練習しまくる、とか、全く必要ないと思う。
そんなことしても、手の靭帯切っちゃったり、
腱鞘炎になったり、
怪我したり、
指が変形したり、
ろくなことはない気がする。
むしろプロの生オケの演奏会に行った方が100万倍良い。
もう1回いう。
大事なことは、
自分の中にピュアな音楽があること。
素晴らしいピアノの先生に習っていること。
自分の頭で考えて、できないをできるにすること。
多分、これだけの話だ。
ちなみに、今日は殆どピアノ弾いてない。
朝練でバッハ イタリア協奏曲3楽章を30分譜読みしただけ。
こういう日が週に1回ぐらいあっても良いと思う。
手がとても休まる。
ではでは〜
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