ども、MrBachLoverです。ピアノ弾きの読者さんなら、きっと誰しも手の形や指の意識について一度は考えたことがあるかと思います。わたくし、独学が長かったものですから先生に手の形とか、指の意識とか、まともに教えてもらったことがほとんど無くて。YouTube動画やDVDでピアニストの手の形をガン見したりして身につけました〜
へー。それって遠回りに思えますけど、
どうせ実はそれが良かったとか言うんでしょ?
あれれ、なんで分かろうの〜???
そう。僕の指の形の先生は歴史的マエストロ!
ってところかなー(!?)
中学・高校のピアノ独学期間
中学・高校時代、ピアノの先生に習ってなくて
独学でしたから、当然、手の形とか教わっておらず、
ひたすら、音だけに集中して練習してました
中3の時、モーツァルトのトルコ行進曲で
ひたすらオクターブをガンガン弾いてたら
オクターブの指の形が良い感じになったし、
同じくモーツァルト トルコ行進曲の速いパッセージを
必死こいで練習してインテンポで弾けるようになった
ときには、指が立ってくるくる回ってました
バッハのインヴェンションを練習したときには、
1音1音しっかりマルカートで弾けるように
指がやや立ち気味になったし、
ショパン革命エチュードの高速左手移動では
半年ぐらい掛けて少しずつテンポアップ。
メトロノームのメモリを上げる毎に壁にぶち当たって、
いっぱい工夫重ねて弾けるようになって行きました。
中有学高校の独学時代はこんな調子で毎回壁にぶち当たって、
その度に、
- 速く弾くためにはどうしたら良いか
- オクターブ綺麗に鳴らすにはどうしたら良いか
- グールドやシフの音に近づくにはどうすれば良いか
とか、ひたすら考えてた氣がします
40歳でピアノ習い始めた時の話
40歳で某最王手の音楽教室の先生に習ったんですけど、
その先生の音が、もうめちゃくちゃ美しくて、
超感動!
バッハ インヴェンションでは、特段指の形の指摘はなく、
「あなたのタッチはバッハの曲に合っています」って言われましたー♥
ツェルニー40番では、バッハと手の形を変えるらしく、
- 両腕はハの字にする
- 指をナナメ方向から鍵盤に向ける(水平方向ナナメ45度ぐらい)
- 右上昇音形と左下降音形は肘から動かす
- 左上昇音形と右下降音形は、手首で先導する
とか、1回目のレッスンで習いました。
指導がお上手で大変ありがたかったです ♥
社会人ピアノ独学時代(42歳〜50歳)
中学・高校の独学時代と同じく、
社会人になってからのピアノ独学も
CDから聞こえてくる音と同じ音を出すだめに
手の形をどうしたら良いか考えて練習してました
これに加え、某ロシア・ピアニズムで有名なブログの
記事をぜーんぶ読んで、
- 親指は立てるのか。知らんかった!
- へー、親指はテントの柱なのね!
- なるほど、くるぶしは突き出すんだな。
- 肘は閉じるものなのですねー
とか、色々学びました〜
コレに加えて、YouTubeでとっても上手な人の演奏動画見て、
ショパンを弾くときの手の形は鳥の羽みたいにするんだな〜
とか、色々な気づきを得たり、
『Art of Piano』というDVDを何度も繰り返しみて、
ヘス、コルトー、ルービンシュタイン、ホフマン、ホロヴィッツ、
アラウ、ギレリス、グールド、ミケランジェリ、ポリーニ、…
歴史に名を残す名ピアニストの指をメッチャいっぱいガン見!
してました〜 (笑)
ラフマニノフで跳躍などをマスター
50歳になって、またまたピアノ習いまして、
社会人がピアノ習う場合は先生に曲もらうんじゃなくて
自分で火期待曲持っていくスタイルが多いですよね。
で、せっかくピアノ習うんだから、
自分じゃあ到底マスター出来ない
難しい曲を教えてもらいたい。
という訳で選んだのが、ラフマニノフop.23-5
このラフマニノフop.23-5 で
両手同時の音の跳躍
指くぐりしない高速アルペジオ
などなど、メッチャ高度なことを教わりました
相変わらずの猪突猛進ぶりを発揮!(笑)
メルマガ返信メール(2019年3月)より抜粋
ここで、某YouTuberピアニストさんのメルマガに返信したメールに
手の形についてのメモが残ってたので引用します
(メルマガへの返信より(ここから))
僕は親指と小指でアーチを作って
基関節(mp関節)を出して弾くように
意識しています。
なかなかうまくできませんが。
手の形で言うと、親指がとても
大事と思います。親指が立って
手の甲を支えるのが基本形だと
思います。
これ、オールドロシアの音楽学校で
教えていた指の形だったと思います。
(YouTubeで仕入れた情報)。
指先は僕の場合、指の腹で弾いている
ことが多いです。でも、モーツァルトや
古典弾く時は指立ててます。
脇は、ジュリアードでレヴィーン先生が
教え名た方法では、脇に本を挟んで
落ちないようにして弾くように
指導してたようです。
(これまたYouTubeで仕入れた情報)。
先生は子供の頃にハイフィンガー奏法で
ピアノを習ったのですね。
僕はそれできませーん。
幼少期にやらないとハイフィンガー
奏法できるようにならないって
何処かで聞いた氣がします。
ロシアピアニズムではハイフィンガー
奏法はでてこないようです。
でも、離鍵が上手くできてないことが
あり、少し意識して指上げるように
してることはあります。
最近は仕事がいっぱいあって
毎日1時間、しかも電子ピアノでしか
練習できてません。
だから、かなりピアノが下手っぴーに
なりました。涙ウルウル。
(メルマガへの返信より(ここまで))
ちょっちお仕事トラブってたころですね〜
いやー、本業やりつつのピアノですから
何かと大変なこともありますよね。
指の意識
3年ほど前から今のロシア・ピアニズムの先生に
ピアノ習ってます
で、最初に言われたのが『もう手の形が出来てます』。
北斗の拳のケンシロウ的に言うと『お前はもう出来ている』(笑)
あとは指先(先端に一番近い関節)を使うテクニックと
前腕の使い方ですね〜
という訳で、今のロシア・ピアニズムの先生に
いっぱい指の意識を指導してもらいました
特別レッスン代が高額、とかじゃなくて、
普通の楽器店さんの普通のレッスン料金体系ですから、
凄く得した気分かも。♥
いや、きっと得してる!
結び
以上綴って来たように、かなーり良い感じで
手の形と指の意識を育てて来れたような氣がします
個人的には、イマイチな先生に習うなら独学のほうが良いと思います
そして素晴らしい先生を見つけたら、その先生に習いましょう
ただ、素晴らしい先生かイマイチな先生かの判断は難しいんですけどね…
あともう1つ大事なことは『習う姿勢』。
先生も人の子。
教えてあげたい、と思ったら本気モードで教えてくれますし、
あー、この生徒さんに本気で教えてもナー、ってなる場合だって
きっとあるんじゃないでしょうか。
毎回、真剣に練習してから先生の所に行けば、
先生だって本気モードでガッツリ教えてくれると思いますよ、きっと。
ではでは〜
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