『わたくしと音楽』(その弐)難曲に取り組み続けて見えてきたこと。

ピアノ

ども、MrBachLover(バッハ ラバー)です。リーマンピアノ弾きの皆様にとって、音楽とはどのようなものですか。わたくしにとって、音楽は我が家のような落ち着く世界。さて、シリーズ弐回目の今回は、難曲(アマチュアピアノ弾きが取り組むにはちょっと難しい曲)に取り組み続けて見えてきたことについて書いてみようと思います。

レモンちゃん
レモンちゃん

アマチュアピアノ弾きは、本業があるから仕上げるのに時間が掛かる曲はむりじゃないの???

わたくし
わたくし

確かに。でも、時間を確保して頑張って練習したとしたら。。。

難曲に挑戦したきっかけ・動機

いわゆる難曲に分類されるであろう曲に取り組み始めたきっかけは
楽器店さんのPiano salon コースに通い始めたこと。

せっかくお教室に通って、お月謝を支払って
ピアノ教えてもらうのだから、独学では
攻略できそうにない曲を教えてもらっちゃおう!

という訳で、ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン、
ショパンエチュードの曲から弾きたい曲をほとんど自分で選曲して
先生のところに持っていったのです

ラフマニノフの曲

わたくしが弾いたラフマニノフのピアノ作品は、

  • 前奏曲 op.3-2, op.23-5,
  • ボカリーズ op.34-14 (大学オケ時代の友人のバイオリンの伴奏)
  • 前奏曲 op.32-10, 12
  • 絵画的練習曲『音の絵』op.39-2
  • 雛菊 op.38-3,

の7曲です

そのうち、雛菊以外は全て自分で選曲しました

つまり、実力不相応な曲。(笑)

それで良いんですよ、アマチュアなんだから。
当たって砕け散るのみ!

ラフマニノフの曲で学んだこと

ラフマニノフの曲はロマン派に分類されるけれど、
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、リスト、
ショパン、Jazz、ROCK、… 色々なものが
ブレンドされています

どれも音楽性を伸ばすのに持って来いの曲ばかりでした

そして、半端なくピアニスティックであり、
ポリフォニックであり、かつ、カンタービレ奏法も必要。

楽譜に、「ここにソステヌート使ってね」と言わんばかりの箇所が
たくさんありまして、どの曲もソステヌート・ペダルを多用して
自分なりに工夫して弾きました。

いやー、わくわく感はディズニーランドどころの騒ぎではなく、
もはや宇宙旅行級かと。

もちろん、すごーくたくさん練習しましたヨ。

(MrBachLover自撮り動画より)

プロコフィエフの曲

プロコフィエフ 「モンタギュー家とキャピュレット家」op.75-6
を弾きました。この曲は、たしか4ヵ月ぐらいで仕上げた
と思います

楽器店さんの企画で、サントリーホールのブルーローズで
弾けることになり、メッチャ練習に燃えました

こちらは、本番の数日前のリハの自撮り動画です

この曲もソステヌート・ペダルを使いまくってます

プロコフィエフの曲で学んだこと

プロコフィエフの曲で学んだこと、というか、
得たこととしては、『指の筋力』が挙げられるかと思います

手のひらの筋肉、指の関節の間についてる筋肉、
手のひら内側の親指と小指についてる筋肉が
メッチャ強化されたきがします

そして、プロコフィエフの摩訶不思議な和声も
たっぷり味わいました

サイト内の参考記事:

スクリャービンの曲

スクリャービン op.8-12 『悲愴』を弾きました。この曲、大好き ♥。
チャームポイントはロマンチックところ。

そして、弾けば弾くほど好きになっていったのでした

この曲もソステヌート・ペダルをガンガンに使っています

(MrBachLover自撮り動画)

スクリャービンの曲で学んだこと

まず、学びとして挙げられるのは、左手の激しい音の跳躍。
ラフマニノフ 音の絵op.39-2でも同じテクニックが出てきました
スクリャービンはラフマニノフと同時代ということもあり、
曲の演奏に必要なテクニックが似ているのかもしれません。

それと、1−3でオクターブを弾く技術。

1−3でオクターブを普通に弾けるようになると、
めちゃめちゃオクターブ奏法の表現力が増すのです。

ショパンエチュード

ショパンエチュード op.10-4,『Torrent』、
op.10-12『革命』, op.25-5『Wrong Note』
を弾きました。

そして、只今 op.25-11『木枯らし』を練習中です。

ショパンエチュードの中で、弾きたいなー、って思ってる曲は
この他に、op.10-1,op.10-3, op.10-4, op.25-12 があります

この先、道は長そうです(笑)

ショパンエチュードで学んだこと

ショパンエチュードでは

  • 豊かな和声感
  • 基本的な運指の決め方
  • 速弾きのテクニック(特にop.10-4)
  • オクターブ奏法(op.10-12 右手)

など、たくさんのテクニックを学びました。
また、弾き込むことの重要性も身をもって体験できました。

諦めないことがポイント!

リーマンピアノ弾きは、本業で毎日会社に9から10時間、
さらに通勤に2時間半とか、人生の大切な時間を捧げて、
対価としてお給料を頂いています

さらに、人間には睡眠、食事、お風呂、お掃除、お手洗いなどなど、
たくさんの「時間の掛かる必須の活動」がありあす。

ということは、えーっと、・・・

毎日30分程度ピアノが弾ければ良いところ。

でも、わたくしは時間捻出して平日でも毎日2〜3時間、
休日は5時間ほどピアノを弾いてます。

どこからそんな時間出てくるの???
そもそも、ちゃんと寝てるの???
ちゃんとセキセイインコの世話してるの???

はい。どれもちゃんとやってます。

神は、わたくしに1日27時間 をお与えになった。

嘘です。んな訳ないですね。

その秘密は『縄跳び』に隠されています。WWWー

今朝も縄跳び400回飛びました。たったの5分で終わります。
縄跳びすると、ふくらはぎが鍛えられるので、心臓の負担が下がり、
疲れにくくなります。

そして、50回x8回とか、100回x4回とかに
分けて飛んでるので、結果的にインターバル運動になり、

ミトコンドリアの性能が上がるので、
ATP(アデノシン三リン酸)の生産能力が上がり、
とっても疲れにくいカラダが手に入るのです。

でも、何より大事なのは諦めないこと。
そのためには、皆さん、弾きたい曲を弾きましょう!
モチベーションMAXになります。

これからも、ずーっといっぱい大好きなピアノ曲を1つずつ
弾いていこうと思います。

目指せ、還暦ピアニストだーーーーー(笑)

もう師匠(schoolコースの先生)に1人の音楽家・アーティスト
として認めていただいたので、達成しちゃったという話もある。WWWー

結び)難曲にチャレンジして、見えてきたこと

難曲にチャレンジし続けることで、色々と見えてきたことがあります

まず、難曲にチャレンジしないと手に入らないテクニックがあるということ。
ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン、ショパンエチュード、
その他にも、バッハ パルティータとか、イタリア協奏曲とか、
そういった難しい曲に取り組むことで、初めて手に入る『何か』が
必ずあるのです。

次に、テクニックは積み重ねであり、上達してないようでも
微妙に上達しており、指の筋肉も、少しずつ増えている、ということ。

ただし、難曲ばかり選んで練習することのリスクもあります。
それは、ものにならずにちっとも上達しない、
ということもあり得るということです

大切なことは、相性の良いピアノの先生(もちろん難曲が弾ける先生)
に就いて、ガッツリとテクニックを教わって、かつ、自分の頭で
よーく考えて演奏すること。

それともう1つ大事なことがあります。

それは、難曲の他に実力相応の曲にも取り組むことです。
わたくしの場合、

  • ブルグミュラー25の練習曲(全曲仕上げた)
  • ブルグミュラー18の練習曲(半分以上仕上げた)
  • ツェルニー30番(全曲、一応仕上げた)
  • ソナチネから1楽章のみ8曲ぐらい仕上げた
  • バッハ インベンション(全曲仕上げた)
  • バッハ シンフォニア(15曲中12曲ぐらい仕上げた)

など、地味な努力も重ねています。
まあ、ツェルニー40番は15番ぐらいまで弾いて、
途中で投げ出した、とかもありますけど。。。(汗)

ではでは〜


コメント